- シチズン羊羹
- 2013.09.26 Thursday
- category: 雑談
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腕時計メーカーのシチズンが、実は副業で和菓子を作っていることを知らない人も多いだろう。当初は、ケース研磨の際に出る粗熱を有効利用できないかということから始まった和菓子事業。昨今では、エコドライブにより培われたソーラー発電技術をフル活用し、本格的な羊羹を製造している。こしあん、粒あんを始め、塩、栗、柚子など数種類が用意されており、和菓子マニアの間では評判が高い。シールにはシチズンのシンボル「Cちゃん」が!・・・・・・なーんつって、シチズンが羊羹を作っているはずもなく、羊羹自体は和菓子屋さんが作り、この箱に入れられたものが田無にあるシチズンの生協だけで売っているのである。生協の方いわく、「この羊羹は日光あたりで同じものが倍以上の値段で売っている」とのこと。個人的には箱にもCちゃんを施した方が売れるとおもうのだけれど、どうだろう。
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- APART | アパートギャラリー
- 2013.09.23 Monday
- category: 雑談
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仕事でいつもお世話になっている写真家の中村風詩人さんが、なんとギャラリーの館長になったということで足を運んだ。ギャラリーの名は「アパートギャラリー」。用賀駅から15分くらい、環八沿いにある。建物自体はビルだけれど、コンセプト的にはAPARTの中にARTが隠れている、そんな空間だった。先日、Facebookで館長就任の知らせを聞いたときには、突然の転職に驚いた。ギャラリーの館長というのは確かに魅力的だ。でも、せっかくいい写真をとっていたのにもったいない。そんな複雑な思いで用賀駅からトボトボと歩いて行った。ボクらの心中をよそに、中村さんはいつもの笑顔で迎えてくれた。1Fではフィンランドをテーマにした写真展が開催されていた。ギャラリーの杮落しにして中村さん渾身の個展。「音の浮力 フィンランドの森」どれもとてもきれいな写真だった。撮影者も中村さん。どうやら写真家はやめてないようだ。3Fはギャラリー&ライブラリースペースになっていて、写真作品などとともに中村さんの蔵書などをゆっくりと楽しむことができる。写真集が多く、レアブックスばかりというわけではないけれど、中村さんの眼で選んだ人柄の分かるとてもいいセレクトだった。ボクの編集した『極楽園』やさらには、『はれ予報』や『MOMENTUM』のバックナンバーなども揃っていて、少しうれしい気分になった。今後は写真展などに加え、試写や出版イベント、さらにはフリマなど様々な企画展開を行っていくもよう。現在は空いている4Fを使ってカフェ的な展開をしたり、ライブラリーで買える本を用意するなど、さらなる進化も視野に入れている。自然光スタジオとしても使えそうなので、中村さんの仕事もさらに増えそうだ。大通りに面しているけれど、なんとなく隠れ家っぽい雰囲気もあって、何か新しいことが始まりそうな予感のする場所なんだよね。同じような志を持つ人たちが集まって「場所」を作る。昔自分が「こんあことができたら面白いのに」と思ってたようなことが若い力で実現できているのを見て、少しだけうらやましくなった。皆さんもぜひ一度足をお運びくださいませ。!Fはイベントスペース。現在は中村さんの写真展を開催している。在廊中もひっきりなしに人が出入りしていた。館長の中村さん。堂々の風格。写真展「音の浮力 フィンランドの森」は10月6日まで。3Fはライブラリースペース。プロジェクターもあって試写などにも使える。左奥にいるのが、中村さんとともに共同館長を務める福永さん。さすが中村さん。商船三井からも花束が来てた![DATA]APART GALLERY & LIBRARY東京都世田谷区瀬田 4−29−11
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- 『はれ予報』最新号はスイーツ特集
- 2013.09.17 Tuesday
- category: オススメ書籍など
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しんきんカードの会員誌『はれ予報』。最新号はスイーツ特集です。表紙は塚田直寛さんによる「マカロンの森」。川が流れて、霞の向こうにはマカロン山脈がそびえています。400個のマカロンを投入した強烈な写真。。。霞はドライアイスで作ったんですよね〜。スゴすぎ。もちろん我らがみうらじゅんさんの連載「僕宝 仏像の旅」も絶好調。今回は東寺の不動明王像であります。(どうでもいい話ですが、ボクはこの像の前でプロポーズしたんだよなぁ)肝心の特集のほうでは、話題のパンケーキとか名店の再現レシピなんかがどどどーんと紹介されておりますよ。ぜひともお楽しみくださいまし〜。
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- ERIK HÖGLUND exhibition 2013
- 2013.09.14 Saturday
- category: 雑談
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ボクが最も信頼を寄せる北欧雑貨ショップである表参道のエレファントで、今年もエリック・ホグラン展が始まった。いまでこそ、他の北欧雑貨店でもたまに目にすることがあるホグランだけど、日本における、いや世界におけるホグラン最前線を切り開いて来たのは、何を隠そう、このエレファントである。だから年に1度開催されるこのエリックホグラン展には、超ド級のすごいお宝が毎年並ぶことになる。某IDEEなんかもホグラン展をついこないだまでやっていたけれどそんなのとは格からして違うのだ。中でも今年はすごいということで、初日に足を運んだ。実をいうと、かなり舐めていた。カーサ ブルータスなんかでも紹介されたりしたし、少しずつ知名度を上げているホグランだけど、正直言って、オープンのタイミングで押し掛けるほどのマニアは2、3人くらいしかいないものだと勝手に想像していた。だから、午後イチで開催される落語会を優先し、そのあとでお店を訪ねるつもりだった。朝、目覚めるまでは。。。しかし、なんとなく嫌な予感がしたのである。ゾワゾワと胸を締め付ける不安。直前になって、ボクは落語の前に行こうと決めたのだった。オープン時間に行くと、店内は満員だった。既に意中のブツを手にした人も何人かいた。やばいぞ、これは。しかし、ボクが狙うのはフナ。魚釣り趣味を極めて行くと、最後はフナ釣りに行き着くという。そのことから、ボクらは「最後に行き着くような地味さを愛でるもの」「一般的な人にはよく理解できないが、ごく一部の人には魅力が分かるような品」をフナと呼ぶようにしている。ボクはそこまでホグランを極めてないけれど、何事においてもフナを所望する悪い癖があるのだ。ということで、目指すものはひっそりと手にすることができた。誰の感心を引くこともなく、棚に佇んでいた。以下、ちょっとだけイベントの様子を写真付きで紹介していく。まずは今回の目玉。ブルーグレーのカラーリングが美しい「顔なしボトル」と「人形ボトル小」。どちらもかなりレアだけれど、左側の「顔なしボトル」は中でも特にヤバい。ホグラン初期の傑作なのである。実をいうとボクが一番欲しかった(自分が買ったものと双璧だった)のはこれなのだが、予算的に断念した(悔しい〜)。今日は1日買わなかったことを後悔して過ごしたのだった。落語があまり面白くなかったこともあったけれど、談笑が話している間も、ずっとこのボトルのことを考えていた。もう出合うことはないかなぁ。。。売れてなかったから買っちゃうんだけどな〜。無理でしょう。間違いなくお買い得でした。続いてシャンデリア。人気のホグラン シャンデリアの中でも、まさに王様と言えるレアもの。ボクもこの形のは初めて見た。人の顔を施したガラスのオーナメントがこれでもかといほどについている。古民家なんかに住んでいたら、ぜひつけたいよね。ホグランの中でも最も人気の高い人形ボトル群。こんなに数が並んでいるので勘違いしがちだけど、どれも相当に珍しい。こんなに並ぶなんて、さすがエレファント。オーナーの吉田氏が「初心に帰って集めた」と言っていた灰皿など買いやすいものもたくさん揃っていた。といいつつ、かなり珍しいのも混じっているけど。ボクの意中のはこの棚で静かに、誰からも認めることなく待っていたのであった。最初に紹介した「顔なしボトル」を含むブルーグレーの初期シリーズはどれもレア。気泡の入り方も抜群で、どれもがアートピースと呼ぶにふさわしいレベル。一輪指しとか、すごくいいっす。ということで、例年になく盛り上がっているエリックホグラン展。見るだけでも相当価値があると思う。紹介していないのでもヤバいのかなりあるので、ぜひお立寄を。9月23日までだよ。
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- 中華の名店
- 2013.09.09 Monday
- category: たべもの
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愛知県にはいくつかの行きつけがある。焼肉なら「焼肉の三八」甘味なら「和泉屋」うなぎはちょっと多くて「はせべ」「加茂川」など数店。ただ中華となると、「ここ!」という決定打がなかった。行きつけというからには気軽に行けることが重要。いわゆる高級店ではなく、それでいて何を食べても旨い。そんな店があったらと常々思っていた。その意味で、この店に偶然出合えたことはまさに奇跡というほかにないだろう。名古屋郊外をクルマで走っている途中、突然の空腹に襲われたボクらは、のどかな風景の中にある一軒の小さな中華料理店に入った。初めて入った店では、餃子とチャーハンを食べることにしている。この2つを食べれば、店の実力はだいたい分かるからだ。料理を注文したあと、追っかけでビールを頼むと、「何か料理が出るときがいいですよね」と給仕の女性が言った。こうした何気ない気遣いがうれしい。普通のことのようで、意外とできない店が多いのだ。運ばれてきた料理はどれもおいしかった。ボクはやや濃いめの味付けが好きなのだけれど、どれもがその好みにあっていた。薄い形が特徴的な餃子は、タネにしっかりと味付けがされていて、モチモチとした食感の皮によくあっている。この皮、自家製と見たがどうだろうか。すべてを平らげ、再び給仕の女性に声をかける。「おいしかったのでぜひシェフにご挨拶を」と伝えると、キッチンからシェフとマダムが顔を出した。ニコニコとした笑顔が素敵な二人。どうやらご夫婦のようである。そのあまりの丁寧な対応に、こちらが恐縮してしまうほどだった。ボクらが東京から来たことを告げると、「私にもかわいい娘が東京にいるんですけどーチョーウケるー。」とおっしゃっていた。こんなに素敵な二人のお子さんなら、さぞかし良い子なんだろうなと思った。こうしてまた一つ、愛知の行きつけリストに店名が加わることになった。今度はぜひ娘さんと一緒に食べたいものである。『好陽』あま市元苗場6-1
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