- 木村東介『米沢の雪』とか
- 2012.12.30 Sunday
- category: オススメ書籍など
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昨夜は我が家でささやかな忘年会。ご近所さんや、日頃お世話になっている写真家、デザイナーの方々などをお呼びして適当に飲み食いするという会だった。ホームパーティはたま〜にやるんだけれど、毎回、本棚を見られる方が何人かいる。それを楽しみにしている人もいるだろうということで、多少なりとも変化をつけるべく、毎回「仕込み」をしているのだけれど、今回はカメラマンの山口さんが杉野安の写真集『心触風景』を開くくらいであった。今回はビッグネームも含め、多種多様な人たちが来てくださったし、持ち寄っていただいた食べ物もとても魅力的なものばかりだったので、きっと本どころではなく楽しんでいただけたのだろうと思う。それはそれで嬉しいけれど、やっぱりせっかく仕込んだから見てほしかった、という本がないわけでもないwマーティンパーの新作『On The Beach』もぜひ見てもらいたかったし、イルマ・ブームの本なんかもあったんだけどなぁ・・・wそしてこの『米沢の雪』もぜひ手に取って頂きたかった。骨董商「羽黒洞」の主人、木村東介の随筆なのだけれど、ジョン・レノンが白隠を買ったときのことなどが書かれていてとっても貴重な一冊なのである。ジョンレノンは白隠を手にしたことで、後に名曲「イマジン」を書き上げたといわれていることを考えると、この記述はあまりに重要。本の作りもいいし、文章もすっごく面白いし、出版関係者の方々にはぜひお見せしたかったなぁと思うわけです。気になる方は、ぜひ、また来年ということでw
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