- ARABIAのプランター
- 2012.09.27 Thursday
- category: 雑談
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植木鉢ってホントにいいのがないよね〜。まじめにショップでもプロデュースしようかと思ってしまいます。植木鉢専門店。もしやるなら、手頃な価格で見つけられるARABIAのプランターはぜひ数を揃えたいなぁ〜。柄物もかわいいですが、ホワイトもイカします。
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- もったいなくて使えない
- 2012.09.24 Monday
- category: オススメ書籍など
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RHODIAに、カワイイずきんちゃんのイラストが入った新作のノートが出ました!・・・・・・・・・というのはウソです。実はこれ、ボクが注目しているパリの刺繍作家さんが手刺繍で作ってくださった1点もののノートなんです!裏から見るとこんな感じ。スゴいでしょう!かわいいでしょう!!欲しいでしょう!!!もちろんあげません。ある実力派フォトグラファーの奥様なんですが、その世界観がとてもすばらしい。以前にはパリのコレットなどでも作品が扱われたりしてました。女性誌なんかは早めに注目した方がいいと思うんだけどなぁ。ボクはカメラのストラップなんかも作っていただいたのですが、友人などが見つけると、すぐに欲しがられます。もちろん、あげないけど。実はこの人の本が作りたいんです。作品集で、かつ自分でもできるチャート付きの。ご興味のある版元の方、ぜひご連絡をくださいませ。
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- 『ロマン汽行 汽車と乙女たち』
- 2012.09.22 Saturday
- category: オススメ書籍など
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今週末は青山で「THE TOKYO BOOK FAIR 2012」が開催されている。リムアートで始まったばかりのイベント「Book Market」にはイルマブーンの希少なデザイン書籍が並んだりしているらしい。しかし、そんなすてきな会場には絶対に並ばないであろう名著が先日届いた。島尻武史写真集『ロマン汽行 汽車と乙女たち」。本業はトヨタのディーラーだという、作家の金字塔的写真集だ。この写真集の存在を知ったのは、日経新聞社で開催された都築響一さんと河内タカさんのトークショーでのことだった。もちろん、この本の紹介者は都築さんである。こういうものを見つけさせたら、都築さんは本当に天才だ。詳細は都築さんによるこちらの文をご覧頂きたいが、とにかく凄い本である。あまりに凄いので、イベントの最中、一度とじたノートを再び開いて署名をメモってしまった。それを見た都築さんに「もう買えないよ」と言われてしまったが、悔しいのでネット上を必死に探した。そうしたら、アマゾンに古本が1冊。なんとプレミアがついているではないか!それでも買おうかと思ったが、さらにググってみると、なんとデットストックを見つけてしまった。しかも複数冊。思わず3冊ポチってしまった。1冊は自分用。もう1冊はマーティンパーに再会したときに渡すため。もう一冊はいつか凄いプレミアがついたときに転売する用だ!wとにかくこの本、内容がすばらしい。(大井川鉄道 1997.3)(大井川鉄道 1997.5)完全セットアップによって構成された、アーティスト島尻武史の独特の世界観が光っている。90年代も後半に入っているとは思えない乙女のスタイリング。アマチュアカメラマンの大好物である汽車をそのまま見せるのではなく、あえて乙女を加えることで硬軟おりまぜるというセンス。マニア心をくするぐモデルのアマチュア感。設定を完全に無視した乙女と鉄道との関係性。どれをとっても凄いとしかいいようがないではない。(みんな、話についてきてるか?)都築さんはなぜ、この本を木村伊兵衛賞に押さなかったのだろうか。いや、押したけど、篠山さんに嫌がれたのだろう、きっと。これは写真界の大きな謎である。まぁ、それほど謎でもないか。自費出版だし。そもそも発行年には都築さんは選考委員ではなかったし。でも、都築さんにはこういう「埋もれてしまった写真集」をまとめた、写真集の写真集(コレクターズブック)を作ってほしいなぁ。マーティンパーのそれのようなやつ。写真集に特化したビジュアルブック版のようなやつをだ。バイリンガルにしたら世界で売れないかなぁ。ボクにはパリのコレットに並んでいる姿が目に浮かぶのだけれど。
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- 備忘録
- 2012.09.02 Sunday
- category: 雑談
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「仕事」というものはやったことがないことをやってみるから意味があるのであって、単にこれまでの焼き直しをし続けるのであればそれは、それは単なる「作業」なのではないかと思っている。編集者というものはその最たるものであって、一見同じに見えるものを作るのであっても、少しでもよくなるようにと立ち向かう姿勢が重要ではないのかと思う。写真集とかにおいては、プロが作ったものはありきたりで面白くないという人もいるけれど、それを作っている人は本当の意味でのプロではないのである。本当のプロが作るものはいつも新鮮で面白い。面白くない本を作った人は、単にその肩書きを持って、作業をしている人だ。自分の育った価値観から出ないで作っている限り、新たな世界は生まれない。その意味では、まったく別の分野の編集者が作った写真集が意外と面白かったりする。ボクは偉そうなことを言えるほどの成果を仕事で残していない。でも、自分が携わる仕事は、最終的にそれが自分でお金を出す自費出版になってしまったとしても、形にするまでやり通すつもりでやっている。それは大作家先生でも、そうでないひとでも同じだ。だからボクは多くの先生方と一緒に仕事をさせてもらええたのだと思っている。もちろん参加者全員が同じ「覚悟」を持っていないとダメなのだけれど、ボクは幸運にもこれまでそういう人たちと仕事ができてきたと思っている。特にフリーの方々とは。会社には残念ながらそういう人はあまり多くない。大きな壁にぶち当たったとき、すぐに言い訳を考える。今日は久々に残念な思いにいたった。またひとり信頼できる人物を失った気がする。でも、いつまでもそんなことに気を取られてはいられない。ボクはたとえそれが自分には作った経験がなく、本当に作れる自信がないようなテーマのものであっても、手がけはじめたからには自信のある提案にかえて形にしてみせる。「こんな企画を出して通せず、恥をかきたくない」とは思わない。っていうかそんなの全然恥ずかしくないし。これは自分がそういう人間にならないための備忘録として書いた。そして、自分が自分らしくあるための宣言である。
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