- 悲しい気持ち
- 2011.06.30 Thursday
- category: 雑談
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ツイッターで回って来たのだけれど、サマンサタバサの発表会で、AKBの板野が悲しい気持ちになったそうである。いや、板野がというよりは、それを見た人が、ということかもしれない。でも、この話、人ごとではない。最近、街を歩いていると、ほんと、ボクと同じ種類とは思えないほど、長い足をはやした人が増えているような気がしていた。しかも、決まって女子。これは、ボクがついつい女子の足を見てしまっているからそう感じるのではなく、実際問題として、女子の足が伸びているのだと思う。単にハイヒールを履いているからだろう、と誰にというわけでもなく言い訳をして、気にしないふりをしてきたけれど、今回の、この板野の件を見るにあたり、やはり、街を闊歩しているあの足の長い種族は、確かに存在するのだなと、思わずにはいられなかった。そして、駅のホームなんかでそんな人と並ぼうものならば、ボクの低い重心に、おおいなる敗北感を感じてしまうのである。まぁ、敗北といっても、骨を切らせて肉を断つだけど(だめじゃん)。話は微妙に変わって、前田敦子の話。前田敦子を見ていると、ボクは鈴木その子のことを思い出さずにはいられない。いや、鈴木その子はあの白いやつだった。言いたかったのは河合その子の方だ。そうおニャン子の(古っ)。もちろん、似ている似ていないということいえば、会社の同僚、イーノの方が似ていると思う。でも、その存在感自体が、どうも「その子入ってる」感じなのである。その子は、当時人気があったけれど、ピンではうまくいかなかった。前田も同じニオイがしてならない。正統派っぽい(実際はそれほど正統派でもないと思う)ものは、比較対象がいなくなると、面白みを失う。末永く人に愛されるには、自分自身に毒を持てるかどうかが、大事なのである。そう、スピードにおけるヒトエちゃんのように(そう言うお前は誰だ?)さて、末永く愛されているといえば(連想ゲームか?)、ボクがつくった本の中で、最もロングセラーになっているのが『美仏巡礼』。2008年につくった仏像のムックなのだけれど、いまだによく売れている。ボク自身としては、もうだいぶ前につくったものだから、そろそろ作り替えたい気持ちでいっぱいなのだが、ボクは島流しにあい、いまでは違う部署にいるのでその思いも叶わない。しかも、この本。どんなに売れても、ボクの名前が売れることもないのが悲しい。当時、一人で編集したのに、いろんな人の名前が入っているからだ。そして、当然、どんなに売れてもボーナスが出たりはしない。だったらせめて名前もカネもいらないから、つくり直したい。ボクはそう思うのであった。
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- ゆゆしき事態
- 2011.06.28 Tuesday
- category: オススメ書籍など
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「会社の人間がこのブログを読んでいる」そんな不穏なウワサを耳にした。しかも、その人はボクのことを「ナッキー」と呼んでいるというではないか。高藤冬木という名前のどこにも「ナッ」はないのにである。そもそも、このブログは「社内秘」なのであるからして、社内の人がこのブログを見ることは喜ばしいことではない。万が一、偶発的にして、どうしようもなく、覗いてしまった場合でも、気づかなかったふりをして、通り過ぎる。すぐに寝て、忘れる。そういう態度が大事なのだ。このブログを読んでいる、大半の方には「えっ、まさか!」な話なのだけれど、ボクは虫も殺さないような顔をしていながら、会社では意外にも、ブトウハで通っている。ブトウハといっても踊りはしない。闘うのである。こんなに、つるんとした、赤んぼちゃんのようなボクが、そんなことを言っても誰も信じてくれないことだろう。でも本当はなのだ(別に信じてもらえなくてもかまわない)。その証拠に、ボクがいつか会社で使いたいと思っている言葉を、ひとつ、ここに紹介しようと思う。この言葉は、ある映画の中で使われた言葉だ。最初にこの映画をビデオで見たとき、ボクは、何度のそのシーンを再生し直し、そしてメモった。その言葉を、ボクはスゴく使いたいけれど、どうせ使うのなら、ここぞという時に使いたい。だから、ボクは社長と一戦交えたときにも、この言葉は使わなかった。次こそは、と思っていたら、社長が定年してしまった。「あんたははじめから、わしらが担いでる神輿じゃないの。組がここまでなるのに、誰が血流しとるんや。神輿が勝手に歩けるいうんなら、歩いてみないや、おう」(by坂井鉄也)坂井鉄也は、ボクが最も愛する映画『仁義なき戦い』の登場人物だ。松方弘樹も昔からマグロを釣っていたわけではない。マグロをさばくように、当時はヤクザをさばいていた(映画の中で)。そして、セリフはこう続く。「わしらのいう通りにしとってくりゃ、わしらも黙ってこのまま担ぐが、のう、おやじさん、喧嘩は銭がなんぼあっても勝てんのですよ」何を隠そう、ボクはこの一言をアレンジして上司を懐柔し、『写真本123456789101112131415161718192021222324』を世に送り出すことに成功したのである!というのは真っ赤な嘘だ!でも、いつかは使ってやる、と会社にいる間は、常に頭の中で復唱している。トイレにたったときなんか、誰もいないことを確認してからひとりごちてみたりするのだ。ちなみに、いま発売中の『週刊ポスト』で、「永久保存版 最強の16ページ」と題し(何が最強なのか?)、特集を組んでいる。興味のある方は、ぜひ手に取ってほしい。「吐いた唾、のまんとけよ」これも、『仁義なき』名言だ。で、何の話だったっけか?
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- 川内倫子×是枝監督 in 青山ブックセンター
- 2011.06.27 Monday
- category: event
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表参道の青山ブックセンター本店で、川内倫子さんと是枝監督のトークショーが行われた。満員御礼の文字。BOOK246のトークショーの様子も掲載したいところだけれど、写真の露出の設定があっておらず、真っ黒でした。残念。さて、今回のABCでのトークショー、とても楽しかったっす。毎回思うけど、川内さんは本当に頭がキレる。質問に対しても、ソフトに、かつしっかりと答えているし。是枝さんもボクとは違っていい話していたよ。(そりゃまぁそうだろう)お二人が話していた依頼仕事にはゼロからの作品作りにはない魅力がある、という件は、仕事を頼む側からすると、ありがたいなぁ。そして是枝さんによれば、川上弘美さんもそう思ってくれるタイプらしいから、いつか仕事をお願いしてみようwさて、川内さんの『Illuminance』写真展が「FOIL」(フォイル)で開催中。ボクも観に行きます!
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- いいわけ
- 2011.06.26 Sunday
- category: 雑談
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いつものことながら、校了作業をギリギリのスケジュールでやっている。毎度のごとく多くの人たちに迷惑をかけているけれど、本をいいものにしたいので、気づかないフリをしている。金曜日の深夜にやっと、校了の大方が終り、あとは写真の色味を詰めるのみとなった。まぁ、これが大変そうだけれど。本はとってもいい物になりそう。毎回校了のたびに言っているけれど、過去最高の出来かと。いい本ができてくれば、みんな納得してくれると思っている。それでダメなら後で謝りますw昨日は、妻君が仕事でルワンダに行くというので、朝一番で品川駅まで送っていた。深夜まで仕事をしていたので、ほとんど寝ていなかったけれど、せっかくの早起きなので、そのままフリマへ行ってみた。でも、早すぎて店がまだ出てなかった。激しい疲労感を覚え、おとなしく帰宅。ということで、ブログの更新が滞っておりましたが、これからボチボチ再開して行きます。ツイッターもやっていますので、そちらもフォローを。
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- パリの本屋さん 番外編 コレット
- 2011.06.17 Friday
- category: シャシンボン ニジュウヨンエイチ
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パリの超有名セレクトショップ「コレット」に、なんと、なんとぉ、なんとぉぉ!!ボクらのぉなんとぉ、なんとぉぉ(しつこい)、置かれることにぃ、なりましたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!やったーァァァァァァァァァバンザーイィィィィィィッィスゴいっす。めちゃうれしいっす!オンサンデーズさんは残り6冊だそうですよ〜。
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- パリの本屋さん3 L'ECUME DES PAGES
- 2011.06.15 Wednesday
- category: シャシンボン ニジュウヨンエイチ
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『写真本123456789101112131415161718192021222324』
(シャシンボン ニジュウヨンエイチ)
またまたパリでの取り扱い店が増えました!!!
サンジェルマンデプレにある本屋さん「L'ECUME DES PAGES」です。
パリの代表的なカフェ「CAFE DE FLORE」のお隣にあるこの店。
アートブックやハイクラスな絵本の品揃えが充実しています。
外観からしてパリの本屋さんって感じですね。
写真手前で握手をしているのが、ボクと店主です。
ウソです。
どうだ!平置きだ!!
まぁ平置き以外に置きにくい本ということもありますがw
『写真本24h』を持っていただいている、店員のSYLVAIN GIRAUDONさんは
かなりのイケメン。
女性の方、写真をネタに会話してみるのもいいんじゃないでしょうか!
夜中まで開いているようなので、ぜひお立ち寄りください。
パリまでは買いにいけないという方は、下の表紙画像をクリック!
あれだけあったオン・サンデーズさんでの在庫もあと数冊を残すのみです。 - comments(2), trackbacks(0), -
- 天才アラーキーの証明
- 2011.06.13 Monday
- category: オススメ書籍など
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昨年、『MOMENTUM』でもインタビューをさせていただいた荒木経惟。アラーキーの写真集は数が多い。だからこそ、気に入ったものだけを買うことにしている。今日、カウブックスでこの写真集を見つけた。『男と女の間には写真機がある』スゴくいい本だけど、それほど珍しいものでもない。いつでも買えるだろうということもあり、なかなか手を出すことができずにいた。しかし、今日、この本に出合い、買わずにはいられなかった。そこには、もちろん大きな理由がある。その理由とはサインだった。「サインはそんなに珍しくないじゃない」と思った人は、荒木さんのことをよくご存知の方かもしれない。アラーキーは気さくによくサインをしてくれる。しかし、この本だけは、思わず買わずにはいられなかった。篠山紀信を撮影した写真にアラーキーの手で落書きがしてある・・・。っていうか、キシンがアラーキーになっている・・・・・・。「吉原平吉」といういう宛名が入っているけれど(吉村平吉じゃないよね?)、この人が買った本だとしたら、せっかくの写真にこんなことを・・・。しかも、よりによって、アラーキーにとては色々ある因縁のあるキシンの顔に書くなんてwこれこそ、まさにアラーキーの愛される理由なんだなぁ。
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- もはやパンクだ!
- 2011.06.12 Sunday
- category: 雑談
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これはもはやパンクだ!と、ある人が言った。パンクなのは、もちろん、石巻をロックンロールと呼び、業者を呼んで他人の家のロックを外した、内田裕也ではない。「制服向上委員会」。いわゆるインディーズ系のアイドルだと思う。ボクの記憶が正しければ、AKBが盛り上がるよりもずっと前にテレビなどでも取り上げられる瞬間があったはずである。そんな彼女たち(調べてみると2010年に再結成とあるので、当時とは違うメンバー構成なのだろうけれど)の新曲が猛烈にアツいのである。その名も制服向上委員会は、パンクロックグループとして帰って来たのだ!!!(嘘)電力会社や電機メーカーの顔色をうかがい、都内で多数開催されているデモの様子も放映できず、硬派を売りにしたニュース番組でも「だふぅげうんぱふぅ」くらいのメセージしか出せないでいるテレビでは、まず流されることがないであろうこの新曲。これはまさにパンクと呼ぶに相応しいものだ。ロック魂は、制服の中にだけ残っていた。この曲が猛烈に売れて、カウントダウンTVとかで流されることがあるんだろうか。それとも、CDショップや有線などでは流通することがなく、よって、カウントダウンTVに出るために必要なポイントの獲得自体が難しいのか。よくわからないけれど、とにかくスゴいぞ、制服向上委員会。総選挙も終わったし、そろそろこっちに目を向けよう。
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- パリの本屋さん2 la chambre claire
- 2011.06.11 Saturday
- category: シャシンボン ニジュウヨンエイチ
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以前に紹介した「LE BAL」に続き、パリの写真集の名店「la chambre claire」の店頭にもこの店、昔、仕事で取材したことがあるだけど、とにかく品揃えがいい。店のオーナーは植田正治のファンということで、昔、本人を呼びよせ、この店の地下で植田正治の写真展をしたことがあると、言っていた。世界中にファンを持つ、超実力店だけに、認めてもらえて超嬉しいっす!この日はオーナーは残念ながら店頭にはいなかったようですが、もちろん、オーナーのお眼鏡にかない、取り扱いと相成りました。LE BALと同様、即決いただけたようです。一番下の人は、ボクが取材したときにもいらっしゃったジャンセンさん。勤続25年の「写真集の生き字引」。もちろん、ジャンセンさんにも高い評価をいただいております。早速、顧客のコレクターに「いい写真集が入ったよ」と電話で売り込みしてくれていたそう。お近くにお寄りの方は、ぜひお立ち寄りくださいまし!
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- キャンセルが出ました!
- 2011.06.10 Friday
- category: シャシンボン ニジュウヨンエイチ
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6月19日に予定されているBOOK246での川内倫子さんのトークショー。募集から1週間あまりで定員オーバーになってしまってましたが、急遽、キャンセルが出ました!すぐに埋まってしまうと思いますので、ご希望の方はお急ぎ下さい!
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