- ニッポンチャチャチャ
- 2010.07.25 Sunday
- category: オススメ書籍など
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仕事でいつもお世話になっている阿部了さんの写真展「ニッポンチャチャチャ」がキャノン銀座ギャラリーで開催中です。「ニッポンチャチャチャ」というタイトルにピンと来なくても、「おべんとうの時間」という名を聞けば思い当たる人もいるんじゃないでしょうか。ANAの超一流機内誌『翼の王国』で連載中の「おべんとうの時間」。阿部さんによる様々な職業の方のポートレイトと弁当の写真、そして阿部さんの奥様による文章がすてきな人気連載です。まだ連載途中ですが、既に書籍化もされています。連載はカラー写真ですが、もともとはモノクロが阿部さんの作品ということで、今回の写真展では、原点ともいうべきモノクロ写真を一堂に見ることができます。4×5フィルムでお弁当を撮るというのも、なかなか乙ですwそれにしても、弁当はそれを持つ人との人となりを表してるんですね〜。並べてみるとそれがよくわかる。個人的にはポートレイトは男子高校生、お弁当はのり巻きが気に入りました。今後は全国巡回するようです。キャノンギャラリー銀座 2010年07月22日(木)〜07年28日(水)キャノンギャラリー仙台 2010年08月19日(木)〜08年31日(火)キャノンギャラリー札幌 2010年10月07日(木)〜10年19日(火)キャノンギャラリー福岡 2010年11月18日(木)〜11年30日(火)キャノンギャラリー梅田 2010年12月09日(木)〜12年15日(水)
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- 放課後のない青春
- 2010.07.24 Saturday
- category: 雑談
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ボクには放課後がなかった。衝撃的な告白になるかもしれないけれど、小学校、中学校、高校を通して、本当に「放課後」と呼べるものはなかったのだ。授業が終わると、すぐに家へと走る。鞄を置き、シャベルを手にしたら、駄菓子屋で楽しく笑う同級生の姿を横目に、ひとり山へと向かう。村の外れ、すっかり寂れてしまった鉱山。子供の姿などまるでない労働者の世界にボクはいた。小学生のころのボクは、そこで日が落ちるまで、毎日汗を流した。昭和とはいえ、本当に時代錯誤な話だと思う。でも、キャッチボールをしたり、サッカーをしたり、ドッヂをしたり、そんな放課後は、ボクには夢のようなことだった・・・。・・・という生活をしていたわけではもちろんなく(笑)、愛知県には「放課後」と呼ばれる時間というか概念がなかっただけなんだけど。もちろん、授業には終わりがある。終われば、家に帰ったり、恋をしたり、ドッヂをしたりする。しかし、その時間はけっして「放課後」ではない。愛知県では、「放課」といえば授業の間にある休み時間のことを言う。10分の休憩は「10分放課」、少し長い20分の休みは「20分放課」。時間割にもしっかりそう書いてあったと思う。だから、ドラマなんかを見ていて、放課後という表現があるとどの時間のことなのか、まったくピンとこなかった。だって放課の後って授業じゃない。それでも、なんとなく放課後というのは、授業が終わった時間のことを指しているらしいということは察しがついていた。でも、僕らにとってそれは放課後ではなく「授業後」。だから、幼いボクは「東京には授業が終わった後に、放課(休憩時間)があった上で部活に出たり帰ったりするのかな?」なんて思ったりもした。じゃなかったら「放課」って何なんだよ!「放課後」はあるのに、「放課」がないじゃないか!!休憩時間が放課、というのが愛知ルールだと知ったのは、東京に来て、ずいぶん経ったあとのことだった。岐阜や三重、静岡など近隣の県はどうなんだろう。(もしかして愛知県でも岡崎市だけったりして・・・?)ちなみに、テレビを見ながら、これってなんだろうと子供心に思っていたのは「セブンイレブン」の話。愛知県には、マルK(サークルK)はあったがセブンイレブンはなかった。(セブンイレブンが愛知に進出したのはずっと後のことだった)『笑っていいとも』でタモリが、よく話題にしていたセブンイレブン。その話題が理解できず、「タモリっておもしろくねぇな」と思ったものである。いまは「タモリ倶楽部」しか見ないのにね。
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- ネコに学ぶ
- 2010.07.24 Saturday
- category: ネコ
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先日、友人のパーティに顔を出した。会えばいつも楽しく話をする間柄。でも、パーティで会った彼はいつのも彼とは少し違っていた。色々な関係の仲間たちがいるから、当然といえば当然だけど、なんだかよそよそしい態度に、ちょっとだけ悲しい気分になった。でも、そんな風に感じること自体がおかしいのかもしれない。自分だって、無意識のうちにそういう態度をとっていることはきっとある。そんなことで人を疑ったりしてはいけない。最近、自分の今の立ち位置に不安を覚えることがある。自分の表現したいものを表現できる人たちを見ていて、どんどん取り残されているような気分になる。年を重ねればそこにたどり着けるのか、そんな問題でもないような気がする。成功している人に、ちょっとだけ妬みを感じる。そんな気持ちに気づき、さらに落ち込む。シュンギクは偉大だ。どんなにチロが有名になっても、どんなにサスケに人気が出ても、けっして妬んだりしない。どんなに家に遅く帰っても、いや遅く帰れば帰るほど、ゴロゴロとのどをならして、うれしそうに迎えてくれる。急いで、足にスリスリと、体をこすりつけてくる。ボクならきっと、遅くなったことに怒りを覚えるだろう。シュンギクにはそんな思いはまったくない。周りがどうかなんてことは気にせず、自分の感情をストレートに表現できる。シュンギクのそんなところが、好きだ。毎朝、5時には起こされるけど、彼は自分の気持ちにウソをつかない。遊びたい時は遊ぼうという。そんなところが、好きだ。
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- 生きるもののいない場所 春の旅
- 2010.07.22 Thursday
- category: オススメ書籍など
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会社というものは、大きくなっていいことなど本当にありません。仕事が形骸化し、ルールという名のもとにくだらない書類づくりや、杓子定規な対応ばかりが増えてくる。そんなことばかりを主張する人に限って、効率の悪い仕事ばかりするものです。フランスやイタリアの人は赤信号でも横断歩道を渡りますが、少なくとも自分の身に危険があるかないかの判断はついている。ルールはルールですから、守ることは大事ですが、危険かどうかの判断を自分でしなくなったら、それこそ危機。思考停止人間の言葉の中に、「小さな会社の大企業病」を見いだし辟易した今日、家に帰ったらアラーキーの写真集『センチメンタルな旅 春の旅』が届いていて、少しだけ心が救われました。先日訪れた写真展会場では、品切れで買えなかったこの写真集。家に帰るなりネットで検索したのですが、多くの書店で完売。京都の恵文社一乗寺店に在庫を認め、ポチッと購入ボタンをクリックしたのでした。内容はやっぱり悲しい。しゅんぎく君も、この本を前にしては、悲しい顔を隠せません。眠いだけだろ!(爆)後半へとページをめくり、チロが病床にふすようになると、いつものテラスの写真の中に、彼女の姿が見えなくなります。生物のいないテラス。あるのは作り物の、恐竜やは虫類だけの人形だけ。そこに、アラーキーのやりきれない悲しみが満ちています。生き物のいない思考停止の空間。ボクはそこに何かを重ねたのでした。日々通う、本当にかなしい空間を。最後の1ページ。既に亡くなってしまったはずのチロの姿が、再び現れるテラスの1カット。それはもちろん、思い出の、亡くなる以前に撮られた写真なのですが、この1枚が大きな、再生への大きな救いとなりました。写真展ほどのインパクトはないですが、ボクにとっては、手放すことのできない、大切な写真集です。
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- 仏像 フィンランド 仏像? 仏像??
- 2010.07.20 Tuesday
- category: 雑談
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フィンランドカフェに行ってきました。場所は代官山。奈良県「代官山iスタジオの向かい」、代官山プラザB1。(代官山iスタジオ)このカフェ、ここ数年期間限定で開催されているイベントでしたが、今年正式にオープンし、今後は常設となるそうです。4月にはボクもフィンランド、行きましたからね。これまでとは心構えが違います(謎)料理はこんな感じ。ヘルシンキで食べたサーモンの旨さには届きませんでしたが、十分満足のいく味でした。それにしても、いつも撮影を忘れて食べ始めてしまうので、写真がすべて一口食べかけです(笑)フィンランドカフェの前(代官山iスタジオ)には、東大寺盧舎那仏のでっかいポスターが貼ってありましたが、渋谷には梵天さまがいました。麺屋 梵天とってもありがたい店名ですが、既につぶれてしまったようです。罰当たり。ラーメン大戦争に梵天さまを駆り出した罰です。最近ではガチャガチャにもこんなのがあるんですね〜。仏像蒔絵シール。老若男女、仏像ブームです。三好和義さんの仏像写真集「極楽園」。仏像ファンの方はお早めに。
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- 暑い
- 2010.07.19 Monday
- category: ネコ
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今日は暑かったですね〜。死にそうでした。実家からみかんが届いたので、冷凍みかんにしてこの暑さを乗り切りたいと思います。蒲郡みかん、なつかしいです。ボクには何かくれないの?
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- エグルストン
- 2010.07.18 Sunday
- category: -
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7月17日 晴天表参道へ荒木経惟の写真展を見に行く前に、原美術館で開催中のウィリアム・エグルストン写真展「パリー京都」を見に行く。この写真展は行くまでが非常に不安だった。僕よりも前に訪れている人の多くから、「何がいいのか分からない」「行かない方がいい」と言われていたからだ。で、どうだったんだ? と聞かれれば、僕としては十分に楽しめた。パリの写真も、京都の写真もけっして悪くない。さらにうれしかったのが、『William Eggleston's Guide 』のプリント(東京都写真美術館蔵)を見ることができたこと。個人的にダイトランスファーの色味が好きということもあるけれど、やっぱりいいです。欲しい(笑)にしても、気になることがひとつ。原美術館の看板。「原」と「美術館」の間が全角アキだと、何か文字が消えてしまってたのではないかと考えてしまうのは僕だけでしょうか? ほんとは「原田美術館?」みたいな。ぜひ半角アキにしてほしいです(笑)。
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- センチメンタルな旅 春の旅
- 2010.07.18 Sunday
- category: オススメ書籍など
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7月17日 晴天。表参道のラットホールギャラリーで開催中の荒木経惟の写真展「センチメンタルな旅 春の旅」を見て来た。愛猫チロの死をとらえた、悲しくせつない写真展だった。結論から言えば、今年最高の写真展かもしれないという感じ。もちろん、僕が猫好きということもあるけれど、それだけでなく、写真展としての完成度が非常に高いと思う。アラーキーの写真展でこれほどまでに感動したことはこれまでになかった。それは、今年3月2日に亡くなったチロへの愛、そしてその喪失感を、見事なまでに表していた。僕の場合、写真展に訪れれば、もちろんプリントはじっくりと見るのだけれど、写真家が撮ったスライドショーや映像作品の展示は、ほとんど興味を持てないのが常。しかし今回の会場で流されていたスライドは、ただ呆然と、その映像の前に立ち尽くすしかなかった。チロが亡くなった日以降、チロの写真はもちろん、仕事の写真、ヌード写真を撮ることなく、ただひたすらに空の写真だけを撮っていたことが、なんとも印象的だった。きっと心のリハビリなのだと思う(確かヨーコさんの時もそうだった。今回のスライドでずっと続く空の写真は、5月4日の明るい空で転換点を迎える)。アラーキーは自身の父、長太郎が亡くなったとき、その亡骸をカメラに収めているが、その写真では衰弱しきった表情を見せる父の顔をフレームアウトしている。一方、チロの場合は亡骸のみならず、遺骨までもをとらえていた。そこに写真家アラーキーの成長を見ることができるのかもしれないが、妻・ヨーコさんの死後、代わりになってアラーキーを愛してくれたチロへの、ささやかな弔いだったのかもしれない。陽子さんのときには、篠山紀信が、アラーキーが亡骸の顔を写真に撮ったことを責めたというが、まさに無粋。チロの場合もそうだが、アラーキーによるこの行為の意味が理解できないとは、あまりにも「?」な男だと思う。「あんなにオレを愛してくれた女はいない」アラーキーがチロに捧げたその言葉がすべてだ。残念ながら限定900部の写真集は既に会場では売り切れていた。ラットホールギャラリーがオープンして以来、これほどまでの反響はなったと聞く。その理由は写真展を見ればはっきりとするだろう。先日、東京写真美術館で行われた古屋誠一氏とのトークショー(実際には古屋氏が倒れ、対談とはならなかった)の最中、突然、マイクを落とし倒れたアラーキー。癌の手術を行った後だけに、チロの死が心を折らなければいいと願う。この写真展は7月18日(日)、つまり本日まで。まだの方は、ぜひ駆け込んでほしい。
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- ありがとう
- 2010.07.16 Friday
- category: 雑談
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7月15日、タイ料理「SOI7」モメンタムの打ち上げ。ところが、サプライズでパリ祭(誕生日)のお祝いをしていただきました〜。皆さん、本当にありがとうございまっす!ケーキ、とってもおいしかったどえす。そんでもって、モメンタムのクルマ撮影でお世話になった、写真家の五十嵐隆裕さんと、マネージャーの中村さんにはこんなすてきな花束までもらってしまいました。恐縮です!重ね重ねありがとうございます。ちなみに撮っていただいた五十嵐さんのクルマ写真の一部はこちらのブログで見られます。2年前に苔玉が枯れてしまって以来、我が家に久々に飾られたグリーンにしゅんぎく君は興味津々のようです。近くでじーっと眺めたあとは、定位置から見張ってます。
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- パー専門
- 2010.07.13 Tuesday
- category: ネコ
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ジャンケンポン!アイコでショー!アイコでショー!これはチョキか? それともやっぱりパーか?にしてもめんどくさそうだな。
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