- 聖地巡礼2
- 2009.08.31 Monday
- category: 旅
-
海外取材ではいろんなことが起こります。「時計ホテル」と呼ばれるホテルを取材したのですが、取材中、先方の口から話されるのは、ボクの予備知識とは違う内容ばかり。なんとなく嫌な予感がし、それとなく確信的な質問をすると・・・やはりボクがオーダーしたのとは違うホテルでした。確認を怠ったのがいけなかったのですが、ホテル名はもともと分からなかったものの、細かい情報を伝えてあったので大丈夫だと思ったんですけど。まさか2つもあるとはね。ただ、結果オーライとはこのことで、日本ではまだ紹介されたことのない、非常に面白いホテルの取材ができました。読者の皆様、お楽しみに。さてさて、その後はグランパレ広場の蚤の市土曜日は朝10時ごろ〜夕方15時半くらいまで。もっと遅くまで出ている店もありますが、だいたい16時前には店じまいをはじめる店が多いです。続いて、旧市街でランチにスイス料理のラクレットを食べた後、世界的に有名なアンティーク時計専門の修理工さんを取材。ここはかなり面白かったです。最後はパティックフィリップミュージアム。とうとう憧れのコブラウォッチを生で見てしまいました。ブレスがあんなことになっているとは・・・とにかくスゴいです。
- comments(0), trackbacks(0), -
- 聖地巡礼1
- 2009.08.29 Saturday
- category: 旅
-
仕事でスイスです。直行便が取れず、アムステルダムでトランジェット。ジュネーブ空港に着いたのは、現地時間で20時頃。予想していた以上に小さな空港でした。そしてとりあえずホテルにチェックイン。小さいですが、ある意味で珍しいホテル。知っている人はかなりのマニアです。詳細はまた追って。ボクはお留守番です。
- comments(0), trackbacks(0), -
- 本日、フジテレビの『報道2001』で
- 2009.08.16 Sunday
- category: 雑談
-
安藤竜二「サムロック」が特集されます。お時間のある方、よろしくお願いいたします。それにしても、今年の世界陸上、織田裕二のテンションが妙に低いのが気になります。モノマネされるのがそんなに嫌なのか???
- comments(0), trackbacks(0), -
- 『澄み透った闇』十文字美信
- 2009.08.15 Saturday
- category: オススメ書籍など
-
僕はいつも、あと一歩が足りない。
そこそこのところまでは行けるんだけど、最後の一歩が出ない。
もちろん、どこに出しても恥ずかしくない仕事はしている、と思う。
でも、仕事ではなく、表現者としては、どうしても届かない境地がある。
それは、ものを書く能力や、絵を描く能力が天才的でないから届かないというのではない。あと1歩、そこに足を踏み入れれば手に入れられる、今よりももう少し強い執着心があれば自分のものになる、そういった類いのものである。
だから、その1歩を踏み出せる能力を持った表現者を目撃したとき、自分に足りないものを痛感する。そして、少しだけ落ち込む。自分にも、このバケモノのような生き方ができたら、どんなにかすばらしいものをこの世に残せるのではないかと。
『澄み透った闇』を読めば、写真家・十文字美信が、こちら側の人間ではないことは一目瞭然である。
「先祖は犬」と信じているヤオ族。その存在を辞典で知ったのをきっかけに、まったく情報を持たないまま、タイとベトナムの国境付近を訪ねるところから話は始まる。そこは紛争の絶えない危険地帯。もちろん、勇気を出してそこへたどり着いたとして、ヤオ族に会える保証はない。たとえ接触できたとしても、その生活をカメラに収めることができる可能性は、普通に考えれば非常に低いのだが・・・。
それを実現すべく、著者・十文字美信が見せる驚くほどの執着心。何が、そこまでさせるのか? きっかけは、他愛もないものだったはずなのに。
この作品がノンフィクションなのか、ある程度の創作を含むものなのかは分からないが、これだけのが作品を残せる書き手はそれほど多くない。しかも、それをやってのけているのが、本業を「文」ではなく「写真」に置く人間であるという事実。それこそが、まさに僕の心を落ち込ませるのであるが、しかし、この本に出会えたことは、やはり幸運なのだと思う。
既に絶版、古書市場にもあまり出てこない本だが、見つかればそれほど高い本ではない。が、間違いなく名著。きだみのるなどが好きな人なら、きっとはまる1冊ではなかろうか。
- comments(4), trackbacks(0), -
- 質の高い店 とん太
- 2009.08.09 Sunday
- category: 雑談
-
アンティロミィでのとんでもなく不愉快なランチの影響で、本当はこっちを先にアップしようとしていたのに、後回しになってしまいました。
代官山のとんかつ店「ぽん太」のランチ。場所は槍ヶ崎の交差点の近く。というかほとんど槍ヶ崎交差点みたいなものです。
ここは値段が高いこともあり「高級」という代名詞がつくことも多い店ですが、雰囲気は実にこぢんまりとしていて、「昭和の定食屋」的たたずまいがいいです。それでいて、店内は「よく手入れされている」という印象がある。京都の料亭などにも通じるような。
お店の方とのコミュニケーションは特にありませんでしたが、こだわりの店にありがちな緊張感はないです。「きめ細かなサービス」というものではありませんが、少なくとも前の日記で書いたアンティロミィと違って、対応にあったかさを感じるというか、心がこもってます。
ランチの「とんかつ定食」は2700円と確かに高いです。ただ、見た目的にはその高級感はまったく感じられず、むしろ、安っぽい。この店のカウンターに積まれた漫画本のある風景とよくあう感じです(謎)。
しかし、その味は僕のトンカツコレクションの中でもかなり上位に入る旨さです。肉質が非常によく、調理的には超シンプルなのに、そのインパクトはかなりのものです。目黒〜恵比寿周辺は、中目黒の「大樹」や、目黒区三田の「天津」、目黒の「とんき」など、意外にもとんかつ激戦区なのですが、個人的にはここが一番好きかも。
難をいえば、やはりその値段の高さですかね。
そして、みそ汁がなめこ汁ということでしょうか・・・
僕、キノコが嫌いなもので・・・(笑)
- comments(0), trackbacks(0), -
- 質の低い店 アンティロミィ
- 2009.08.09 Sunday
- category: 雑談
-
今日のランチは驚いた。
中目黒にできたばかりの店「有田焼カレー アンティロミィ」である。
『Hanako』や『GINZA』などの有名雑誌でも紹介されている話題のこの店。中目黒はカレー不毛の地であることもあり、存在を知ったときから、かなり期待していた。今回の訪問は2度目だが、味はまずまず。たまには来てもいいかな、と思っていたそのときに事件は起きた。
食後のコーヒーを頼み、談笑をしていると、突然、背中から「氷水をひっかけられた」のである。他の客に運ぶ途中の水の入ったグラスを、店員が僕の背中に向けて落とした訳だ。おかげでTシャツはもちろん、パンツまでびしょびしょに。楽しい食後の会話の途中に、まさに「冷や水を浴びせられた」かっこうになった。
この水を掛けられる、という出来事にも驚いたが、正直それだけなら、「事故」として我慢もできた。ところが、もっと驚いたのは店の対応である。僕に水をかけた張本人以外の店員はまったくの傍観なのだ。そのあまりの無対応ぶりに、もしかしてこの水をかけた若者が店長(責任者)なのか? とも思ったが、聞けば店長は別の人だという。もちろん、その後も店長が出て来て謝ることもなかった。そして、本人は「すみません」といいながら、へらへらを笑うばかりである。その言葉に誠意はまったく感じられない。
普通に会計もしたが、レジを打つ女性も、僕が水をかけられたことに対して、謝りもしなければ、気の毒そうな顔すらしないのである。支払い額は4000円ほどとけっして高額ではないけれど、ランチにしてはそこそこ。それでいてこのサービスの質の低さには、本当に驚いた。
出来事としては、「たまたまの」「たった一度の」ことかもしれないが、そういうことが起こったときの対応というのは、店の姿勢なのだと思う。逆を言えば、ほかのお客さんは「たまたま」何も起こらなかっただけなのである。
消費者もバカではないので、こういう店が今後も継続するとは考えにくいが、雑誌などで紹介されている店なので、皆様は十分に気をつけいただきたい。
- comments(1), trackbacks(0), -
- 東京フォト2009
- 2009.08.04 Tuesday
- category: オススメ書籍など
-
前にブログでも書きましたが、なぜか昨年くらいから写真への関心が非常に高まっています。職業柄、写真はもともと好きではあったんですが、ここにきてちょっと「来ている」というか。自分が気になっているからだけかもしれませんが、世の中の興味も写真に向かいつつあると感じるのは気のせいでしょうか。そんな中、今年最も注目しているものの一つが、日本版パリフォトともいえるこのイベント。東京フォト2009http://www.tokyophoto.org/パリフォト同様、国内外の有名ギャラリーが参加して、オリジナルプリントや写真集を販売されるようです。サンディエゴ写真美術館の収蔵作品の展示もあるようなので、場合によっては、そこに展示されているものと同じ作品をギャラリーブースで購入する、なんてこともあるかもしれませんね。興味のある方はぜひ。
- comments(2), trackbacks(0), -