- GP Quartz サーキット文字盤
- 2008.10.29 Wednesday
- category: 70s design
-
リーマンショックの影響は、腕時計の世界にも出てきそうです。特に金融業界から投入された多額の投資資金によって大きく値を上げたと言われるパティックフィリップは、けっこう危険な香りが漂いますね。好きで買って愛用しているというなら別にかまいませんが、投資目的で買った人はここは注意した方がよい局面でしょう。
そのほかにもバブル的に値段が上昇したものに関しては、ある程度の調整がありそうな予感です。一部には既にその兆候が出始めている模様。例えばオメガは、昨年以降、スポーツモデルが軒並み値を上げていましたが、その流れは明らかに失速しているように思えます。一時は100万円前後で取引されていたプロプロフ(シーマスター600)も、海外オークションでは500ドル台まで落ちてきました(それでも流通数から考えてまだ高いと思いますけど)。
不況に強いロレックスですら、その影響はゼロではありません。誰が買うんだというほど高値になっていたデイトナ、ミルガウス辺りは、一部の店では値下がりしてきているようですね。ただ、そうしたバブリーなモデルを除くと、やはりロレックスは強いなという印象はあります(まぁこれも今後はどうなることかは分かりませんが・・・)。
さて、ここで紹介するのは、当然のことながら、リーマンショックとは無縁の時計(笑)。ボクが持っているのは、好不況の影響に左右されない、つまり資産価値的にはほとんど意味をなさないものなものばかりなものでw
写真は、GIRARD-PERREGAUX QUARTZ。ジラールペルゴがジャガールクルトやモトローラなどと共同開発した初期クォーツです(1970年のバーゼルフェアで発表)。中でも、この文字盤に回路の柄が施されたモデルは「サーキット文字盤」として有名です(有名といっても、知っている人はその時点でかなりのマニアですけれどw)。回路の柄は単なるプリントではなく、塗料をのせてあるため立体的。本当の回路みたいで非常にかっこ良いです。
普通の文字盤のモデルを見つけることはそれほど難しいことではないですが、サーキット文字盤はかなり珍しいと思われます。
映画「トロン」なんかが好きな向きには、たまらないデザインだと思うのですが、悲しいことに女子受けは非常に悪い。ボクはこの時計を、同じく回路柄が施されたアディダスの「トロン」モデルなんかと合わせたりするんですが、十中八九「おたくっぽい」の一言で一蹴されます。分からないんだなぁこの良さが。
- comments(0), trackbacks(0), -
- 阿修羅ファンクラブ
- 2008.10.16 Thursday
- category: 古寺巡礼
-
来年春に行われる「国宝 阿修羅展」公認の「阿修羅ファンクラブ」が誕生した。
http://www.ashura-fanclub.jp/
会長は、『美仏巡礼』(日経BP社刊)でも仏像の見方や、今見るべき仏像の選出などを行っている、みうらじゅん氏(MJ)。
ファンクラブ公式ソングは「愛の偶像(ラブ・アイドル)」(作詞:みうらじゅん、作曲:高見沢俊彦)。阿修羅をテーマにしたこの曲は、まず高見沢氏が曲を作り、そのデモテープをMJに渡して詞をつけるという流れで制作された。しかし、デモテープには、渡された時点で既に「アシュラー、アシュラー」というコーラスが入っており、「サビは最初から決まっていた。そんなデモテープって普通ないよね」(MJ)という。
アルフィーの高見沢氏は、興福寺のカルラ像が、大巨獣ガッパ(1967年に公開された日活製作の怪獣映画に登場する怪獣)に似ているということで仏像に興味を持ち始めたという。今では阿修羅像の大ファンだ。
ファンクラブの会員になるには、08年12月6日(土)〜09年2月28日(土)の期間限定で発売される「阿修羅ファンクラブ」会員特典引き換え付き先行前売り券を購入すればいい。会員には、特製会員バッチがプレゼントされるほか、会員限定のスペシャルイベントのお知らせなどが届く、会員限定ページを閲覧できるパスワードが進呈される。
ちなみに、「街で会員バッチをつけている人を見かけたら、何も気にすることなく阿修羅について熱く語っていいという合図」(MJ)とのこと。話している時間のないときには、バッチは外した方が良さそうだ。
- comments(0), trackbacks(0), -
| 1/1pages |