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幻の菓子
category: 雑談
先日、仕事中に電話がかかってきました。


携帯のディスプレイに映っていたのは
見慣れない電話番号でしたが、
仕事柄、知らない人から電話がかかってくることも
けっこうあるので、気にせず出てしまいました。


「・・・ですけど、・・・ぜが焼き上がりました」




??

相手が早口なので前半は聞き取れませんでしたが、
何かが「焼き上がった」という部分だけが分かりました。



はて、何が焼き上がったのか?



10秒ほどは思考停止状態。
電話ではその後も色々話していましたが、
何のことか分からず、内容は頭に入ってこない。

しばらくして、やっと誰からの電話かが分かりました。

それは2月末。
仕事で、都内の隠れた菓子の名品を物色しているときのこと。
ある人から「幻の菓子」のことを聞きました。


「予約してもすぐには手に入らないお菓子なんです」


そんなレアなお菓子なら、特集にぴったりかも。

そこで早速、その菓子を売る老舗和菓子店に電話をしたのでした。

ボク「あの〜○○○○が欲しいんですけど」
店員「職人がいつ焼くか分からないですよね。それでもかまいませんか?」
ボク「・・・焼くのに時間がかかるとか、注文が入りすぎていて予約待ちってことじゃなくて、職人さん次第なんですか??」
店員「ええ、手間がかかるもので。職人がいつ焼くか・・・」
ボク「・・・・・・アバウトでかまわないのですが、いつ頃焼けるってのは分かりますか?」
店員「たぶん3月3日の節句が終わったら取りかかれると思うんですけど」


それなら企画にギリギリ間に合うかもな、ということで3箱予約したのでした。
それから約2ヶ月。待てど暮らせど連絡はなく、いつしか注文したことすらわすれていた5月9日に焼き上がりの電話が来たわけですw


そのお菓子とは!



日本橋の和菓子店・長門の「江戸銘菓 松風」。




江戸幕府に献上されていた菓子だそうです。


買おうと思ったときに、ネットや本で色々と画像を探したのですが、その時は全然見つかりませんでした(今見たらたくさん出てるので、検索時に何かミスしてたんでしょうか・・・)。まさに幻の菓子。それがこれです。






松風というと、普通、京都で見かけるカステラのような和菓子「味噌松風」を想像しますが、ここの松風は京都のそれとはまったく違いました。食感は固めの瓦煎餅のようで、香ばしい。京都の松風と似ている点といえば。生地の表面に芥子の実が散らしてあることくらいでしょうか。形状は何とも不思議な形をしてますね。個人的な印象としては、おいしいですが、味に驚きはなく、形と時間、歴史を楽しむ菓子なのではないかと・・・w


ちなみに、ボクのオススメ菓子をひとつ挙げるとしたら、中里の「揚最中(あげもなか)」でしょうか。



これを最初に食べたときには正直、そのうまさに驚きました。ごま油で揚げたパリッとした食感の皮は煎餅のようで、その塩味と餡の甘さのコンビネーションが絶妙なのです。


日持ちは3日程度と短く、お取り寄せもできませんが、わざわざ買いに行く価値のある菓子だと思いますよ。

お店は駒込駅のすぐ近くなので、近くにお立ち寄りの際にはぜひ。
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時計と仏像
category: 雑談
ボクの趣味のような、ライフワークのような
この二つのテーマが融合しました!!

http://www.seiko-watch.co.jp/press/release/2008/0520.html

なのにイマイチ欲しくないw
やっぱり中尊寺金色堂を名乗るなら
両サイドに地蔵菩薩が3体づつ並んでないと…w

それにしても値段がすごいっすね。
さすが国宝、いやもうすぐ世界遺産w


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台形時計
category: 60s design
普通、時計の形は丸か四角。またはその中間的な樽型ケースが一般的です。しかし、中には例外的な形状をした時計もあります。例えば三角形。時計愛好家の間で「三角時計」と呼ばれるものです。代表的なもので言えば、ハミルトンのベンチュラ、オリエントの三角時計、ウォルサムのフリーメーソンなどがそれに当たります。これら三角時計は、見た目的にもインパクトがありますし、数が少ないですから非常に高価なんです。
しかーし、その一方で、世の中から評価されることもなく、闇に隠れて生きている時計があります。それは「三角っぽい時計」。

例えば70sスイスの有名「無名ブランド」SANDOZのこんな時計です。



惜しい!あと少しで三角だったのに、これでは台形です。もう一歩でメジャーウォッチの仲間入りだったのに残念ですね〜(嘘)

次にTeriottのメカデジ。



これはすでに台形ですらない。ハート形っていうか・・・(じゃあ紹介するな!)

それにしても、時計はなんで一部の例外を除いて丸か四角なんでしょう? 赤瀬川原平さんが、何かの雑誌で「時計が丸いのは日時計が原点にあるかじゃないか」というような内容のことを書いていたような気がしますが、もしそうだとすると四角はどうなるんでしょうねー。
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続々BULLHEAD
category: 70s design
前回の「続BULLHEAD」を見た、マクロロンメンバーのHAL氏から、イーベイにこんな時計が出てたよ、と通報がありました。



ボクが所有しているBENYTONEの色違い、と思ったらなんとブランドはブライトリング!! ホンマかいな〜。
確かに、裏蓋とローターにBREITLINGの刻印がありますし、文字盤にも非常に読みにくい場所にロゴが・・・。リダン&ローターと裏蓋差し替えの可能性もありますが、ニセモノ作るならむしろもっと読みやすいところにロゴを入れるような気もするし・・・う〜ん、謎です。

ちなみにブライトリングでツノといえば、これが一般的。



こちらはクロノマチックが載ってまして、正真正銘のブライトリングBULLHEADであります。ただ、これもニセモノが多いんですよね。いや、厳密に言えば、本物のケースに違う時計からクロノマチックの機械を取り出して入れてしまっているが多いんです。ケースや文字盤は本物なのですし、機械もクロノマチックだから間違ってはいないのですが、日車がツノ使用になってない。なので、数字が横向いてしまってます。
そんでもってこちらはブライトリングのニセモノではなく、ブライトリングのツノをサンプリングしたセイコーのツノ



色なんかからすると、ブライトリングの真似しただろう〜! と言われても仕方がありませんが、文字盤のレイアウトなんかには独自性もありますし(積んでいる機械の問題も多分にあるんだとは思いますが)、これはこれで十分にカッコいいです。日常使いならこっちで十分なのではないでしょうか? しつこいですが、ITEMにデッド級のがあります。別にアイテムから宣伝料はもらってませんが、探している人のお役に立てばと思いまして・・・w
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続 BULLHEAD
category: 70s design
ボクが最初に手に入れたツノは、ご多分に漏れずシチズンのツノでした。当時は、7A28、7A38、7A48、A828などのセイコークォーツクロノや、UC2000をはじめとする腕コン系を中心に蒐集をしていたころで、時計を物色しによくフリマに行っておりました。いまではほとんど面白いものを見かけなくなったのであまり行きませんが、5年くらい前までは掘り出し物がちょくちょくあったんですよね。ソットサスが激安(1300円)で買えたり、EDOXのジオスコープ(GEOSCOPE)を見つけたりと、楽しかったものです。

シチズンのツノもフリマで買いました。理由は単に安かったから。コレクターズブック『国産腕時計』にも紹介されていましたし、1本くらいは持っていてもいいかな、というくらいのもで、スゴく欲しかったというわけではなかったと思います。

ところが、買って実際にしてみると、これがなかなかいい。プッシュボタンが上についているというだけで、手首の印象が随分と違って見えます。そしてセイコー茶馬との出会い。当時、電池式のオモローな時計にはまっていたボクにとっては、「機械式」の時計の良さを再発見するいい機会になりました。


さて、今回紹介するのはそんなツノ時計の中でも少々マニアックな2本になります。

1本目は「JUNGHANS Olympic(ユンハンス・オリンピック)」。



Valjoux7734を搭載した手巻き二つ目クロノです。1972年のミュンヘンオリンピックのときに発売されたと言われている時計で、同じOlympicのペットネームで、3針のものもあります。オレンジの配色といい、楕円のケースといい、かっこ良いですね〜。


そして、もうひとつが「BENYTONE(ベニートーン)」のツノクロノ。



バルジュー7750を搭載した自動巻き三つ目です。こちらの時計に関しては、メーカーも含めほとんど情報がありません。もしご存じの方がいらっしゃいましたらぜひご連絡を下さい。

ちなみに、この2本、一見すると同じケースのようにも見えますが、細部を比較すると風防周りの幅とかケースの厚みとかが若干違ってます。






特に腕にしてみるとBENYTONEの方は12時位置から6時位置にかけてなだらかな傾斜になっています(ブライトリングのツノも同様だったように思います)。無名メーカーながら、なかなかいい仕事してますね、ベニートーン。


今でもツノクロノには目がないわけですが、欲しいと思える出物はそれほど多くありません。もし、「これなら高藤が欲しがりそうだ!」と思える逸品をお持ちの方、ぜひご一報下さい。

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BULLHEAD CITIZEN & SEIKO
category: 70s design
動物的なデザインの時計ということで、これまでコブラやザリガニ(オメガスピードソニックAQUASTAR REGATE)を紹介してきましたが、今回は牛です。

クロノグラフの機会を90度反時計回りに回転させ、プッシュボタンを文字盤の12時方面に配した時計を日本のコレクターの間ではプッシュボタンを動物の角に見立てて「ツノ(またはツノクロノ)」と呼びます。国内メーカーの時計の中ではシチズンの「ツノ」が一番有名ですね。



海外ではこの「ツノ」のことを「BULLHEAD」と呼ぶようです。つまり牛の頭。しかし、このツノ。本当に牛なんですかね? 2つのプッシュボタンの間にリュウズがついてしまうので、角が3本あるように見えてしまうんですが・・・。

ブライトリングやブローバのようにクロノマチック(Cal.11)を積んだ時計の場合には、リュウズが6時位置に来るので、牛の角と言われても問題ないような気がします。もしかすると日本のツノという呼び方は、海外のBULLHEADという呼び名を輸入したものなのかもしれませんね。


ちなみにセイコーにはブライトリングのツノにそっくりな「ツノ」スタイルの時計があります。5スポーツスピードタイマー。通称・茶馬。



・・・
・・・
・・・馬なの??
・・・馬ってツノあったっけ?
・・・もしかして耳??

その辺りはよく分かりませんが、この茶馬は非常にカッコいいです(もちろんブライトリングのツノも猛烈にカッコいいですが、値段も高い)。ただ、茶馬は中古市場で見かけるとどうもコンディションがよくないんですよね〜。渋谷のITEMにはキレイなのがありましたので、お探しの方はお早めに。


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デカ厚、ドーム風防
category: デカ厚
前回に続き、デカ厚時計の話をいたしましょう。

今でこそ臼を抱えたお笑いコンビ「クール・ポコ」が「男は黙ってデカ厚時計、男は黙ってデカ厚時計」などとギャグにしておりますが(嘘)、そもそもこのデカ厚時計という言葉を初めてつかったのは、ボクの記憶が確かならば雑誌Biginの特集だったように思います。

今は完全に市民権を得た「パネライ」をプッシュするためのキャッチコピーとして使われたこの言葉。その言葉の通り、でかくて厚い時計がいいぞ、キャンペーンされたわけですが、その狙いは的中し、今ではでか厚でないと
時計でない、という程に、市場はデカクて厚い時計ばかりとなりました。

でもですね、ボクに言わせると、パネライなんてまだまだ甘い。デカ厚を気取るなら、もっと本気にならなくちゃいけません。





どうです、このデカ厚っぷりは。ケース直径6.5cm。厚さ3cm。ケースサイズでは前回紹介した「HANDCUFF」も相当でしたが、円形でこのサイズはかなりインパクトがあります。

しかも注目すべきはその風防。アンティークで人気の「ドーム型プラスチック風防」ではありませんか!!!(笑)
SUUNTOの本格的ダイバーズウォッチ「FUSION」。これを越えるデカ厚時計はそうそうないのではないかと思います。

我こそはデカ厚マニアだという方、挑戦をお待ちしておりますw

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ON時計 OFF時計
category: 雑談
新社会人も初任給をもらい、
あと数ヶ月で初のボーナスも間近に迫った今日この頃。
最初のボーナスで時計を買いたいなんて考えている
フレッシャーズも多いんじゃないでしょうか。
そこで、今回はビジネスウォッチについて考えてみることにしました。


よくファッション誌などで「ON時計、OFF時計」とか、「遊び心のあるセカンドウォッチ」とかという特集を見かけますよね。
ここで言うON時計(またはファーストウォッチ)というのは「落ち着いたデザインの時計、遊びのない時計」のことをいい、OFF時計またはセカンドウォッチというのは「見た目が変な、遊び心のある(見方を変えれば、落ち着きのない時計)」を指します。具体例を挙げるのであれば、前者はロレックス・デイトジャストやらグランドセイコーなど。後者は、アランシルベスタインやゼニスのオープンハートなどが該当するのでしょう。

でも、ボクは、この意見はどうも間違っているような気がします。
だって、自分のことを思い起こしても、仕事の相手がグランドセイコーをしていたからと言って「いやぁー、この人はしっかりとした人に違いない。信用してもよさそうだな」なんて、思ったりしたこと1度もありません。ロレックスをしてたって、「お金あるんだな」とか「小物にお金かける人なんだな」くらいのことは考えますが、決して、仕事上でポイントが上がるなんてことはない。さらに言えば、ボクのような時計コレクターでもない限り、相手がどんな時計をしているかなんて、普通は興味を持たないものだと思います。(クラブのおねえさんのように、腕時計で資産を、もっと言えば人間を値踏みするような特殊な仕事をしている場合には別でしょうがw)

ちなみにボクの場合でいえば、むしろ逆。初めての人とお会いするシーンや、重要な仕事のときには、あえて見た目が変な、目立つ時計を時計をしていくようにしています

例えば、ヒューレットパッカードが77年に発売したLEDデジタルカリキュレーターウォッチ「HP01」





この時計は、何と言ってもデカイ。そして、ただならぬ雰囲気をもっています。カタギではないですよね、完全に。だからといって、相手は「こんなヤクザな時計をしてくる人は信用できない」とは思わないと思います。
それどころか、「なっ、なんですか、その腕にあるのは?」的なノリで、そこから話が弾むことがよくある。お互い初対面のケースでは、自分がそうであるように、相手も緊張をしています。沈黙が怖いから、なんか話のネタになるものを必死で探す。そんなときに相手が突っ込みやすいネタとして腕時計を仕込んでおけば、相手も気兼ねなく話のネタに出来る訳です。

それでもって「変な時計をしたやつ」というレッテルが貼られたらセルフプレゼンとしてはもう大成功。ビジネスの世界では、まず相手に自分を覚えてもらうのが最初の一歩なのですから。まずは形から入り、最終的に「変な時計をしてる彼は、けっこうやるね」と思わせればいいんです。

これが、スーツや靴なんかだと大変ですよね。例えば、真っ赤なスーツとかを着ていけば、突っ込みどころは満載なわけですが、一方で、「ルパンみたいなやつだな。こいつはちゃらちゃらしていて信用できん」となる(ルパンが関係あるかどうかは分かりませんが、派手なスーツを着ている人は、なんどなく仕事相手としては避たい気がするものです)。シャツが濃い青でノータイの場合、靴が白のエナメルである場合も同様でしょう。個人的には「BVLGARI、BVLGARI、BVLGARI、BVLGARI」と執拗にブランド名が書かれたネクタイをしているやつも信用しませんが


つまり、ビジネス時計と遊びの時計を分けること自体が非常にナンセンス
戦略的に時計を使うなら、より遊び心のある時計をビジネスで使うことをお進めします。

ただし、注意点がひとつ。中途半端な遊び時計は、逆にマイナスの効果をもってしまう可能性があります。例えばファッションウォッチの類い。どんなに遊び心があっても、相手が「これに触れたら失礼かな」と思うような時計を選んではいけません。また、女子などには「センスのない人」「悪趣味な人」と捉えられることもある。そこはやはり「本気で変な時計」を選ばないといけないわけです。

そんな私が、最近、購入したのがこの「HANDCUFF」。70年代に製造されたプラスチックウォッチです。




「なんだよ、70年代によくあったプラスチックのファッション時計じゃないかよー」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、注目すべきはそのサイズにあります。








かなりデカイです。そして厚いです。HP-01を遥かに凌駕するデカ厚。ケースサイズはタテ7cm×ヨコ3.3cm×厚さ1.6cm。これだけデカイと、相手も触れずにはいられないことでしょう。
それでいて、デザイン的にも洗練されていますし、スーツにしていても違和感はない(嘘)。相手に「その時計、なんか飛び出したりするんですか?」という、趣旨がよく分からない質問をされたら、もうこっちのものですね。

ちなみにこの時計、ブランド違いのものが我らが教本「ドゥーセン本」にも掲載されております。こんなんでも、意外とスゴいんです(別にスゴきゃないかw)

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キム・・・モデル
category: RADIO CONTROL
先日、映画の名が付けられた腕時計についての話を書きましたが、似たようなもので有名人の名前を付けたもので「○○モデル」「○○ウォッチ」と呼ばれるものがあります。

最も有名なのは「キムタクモデル」ですかね。SMAPの木村拓哉氏がドラマなどで使用した時計は、それだけでプレミアムがつくことがよくあります。オメガのスピードマスター125などは「キムタクモデル」となったことで、相場が一時2倍近くまで引き上げられました。好きな有名人と同じ時計をしたい、と考える人がそれだけ多いということなんでしょうね。

で、先日、ある時計マニアの方から有力な情報を入手しました。
以前にこのブログで紹介した世界初の電波時計「ユンハンス メガ1」をあの有名人がしているというではありませんか!




その有名人とは、キム・・・タクではなく、キム・・・離婚でもなく、キム・・・ジョン○ィル。金先生、さすがに高感度です。

ただ、気になるのが、前にも書いた通り、この時計はドイツにいかないと電波を受信できない。もしかして、時刻合わせのために特殊工作員をドイツに派遣しているのか・・・、もしかするとその時計を合わせるためだけに、北でも77.5kHzの電波を飛ばしてたりして・・・。
謎は深まるばかりですが、このニュースでこの時計の人気が出ることはないでしょうねw

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ボンドウォッチ
category: movie watch
映画の中で小物として使われた時計が、あるとき「○○ウォッチ」と映画名をつけて呼ばれるようになることはよくあります。

例えば以前に紹介したエイリアンウォッチ。ジウジアーロのデザインしたセイコーの時計が、映画「エイリアン2(原題ALIENS)」の中で、シガニーウィーバーの腕に巻かれたことで、その名が付けられました。

さらに有名なのが「ボンドウォッチ」です。映画「007」の中でスパイ小物として、ジェームズボンドが装着した時計たちは、それだけでプレミアムの対象になることがよくあります。

ボンドウォッチというと、ロレックス(時代に応じてその年代にあったサブマリーナが使われてきましたが、一般的にはショーン・コネリー時代に登場したリュウズガードがないタイプがボンドモデルとして認知されています)やオメガ(シーマスター)のイメージが強い人も多いかと思いますが、実は意外と侮れないのがセイコーをはじめとするデジタルウォッチ。特にロジャームーア時代には、数々の名作デジタルウォッチが映画の中で重要な役割を果たしています。


代表的ないくつかを揚げれば

「LIVE AND LET DIE」(邦題「死ぬのは奴らだ」1973年)
使用時計:PulsarII(P2)
元祖LEDの名門「ハミルトン・パルサー」のセカンドモデルです。LEDはドッド表示。写真上のものはティファニーとのダブルネームのものです。







「THE SPY WHO LOVED ME」(邦題「私を愛したスパイ」1977年)
使用時計:SEIKO QUARTZ LC
06LCの発展系。詳細はこちら



「FOR YOUR EYES ONLY」(邦題「ユア・アイズ・オンリー」1979年)
使用時計:セイコー・ハイブリッド
いわゆるデジアナです。





セイコーはこのほかにも数多くのタイトルで使用されていますが、セイコー・ボンドウォッチといって最も有名なのはこれでしょう。



「OCTOPUSSY」(邦題「オクトパシー」1983年)の中で使用された名品「デジボーグ」。

いまだに中古市場でも人気のデジボーグですが、ショックアブソーバー付き・シルバーウェーブ(セイコーの防水時計)のこのモデルだけは別格として高値で売買されています。海外でも人気が高いみたいですね。


さらに「オクトパシー」内では世界初のテレビ内蔵時計「SEIKO TV Watch」(黒枠のついた1stモデル)も使われています。



どのように使われているかというと・・・気になる人は映画でチェックしてみてくださいw


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