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イケテルゴミバコ
category: インテリア
ゴミ箱を買いました。

不思議なもので、インテリアショップなどに行ってもごみ箱ってほとんど置いてないんですよね。品揃えでは海外セレブ御用達の東急ハンズがピカイチですが、それでもお気に入りを探すのは難しい。海外メーカー製造の「高級ステップ式」(金属製で足で踏むとパカッとフタが開くやつ)の中にはそれなりにカッコいいのもあるんですが、自分の趣味じゃない。頼みのKartell(カルテル)で探しても、現行だとWaste basket(ウエストバスケット)辺りしか選択肢がない。これだとごみが外から丸見え。もちろん、ゴミ袋などを装着したら悲惨な見た目になります。

そんな中、これなら欲しいと決めていたゴミ箱がありました。
それがこれ。



1988年〜1997年まで製造販売されていたカルテルのコーンバスケットです。デザイナーはAngelo Cortes(アンジェロ・コルテージ)&
Francesco Scansetti (フランシスコ・スカンセッティ)。
他にどんなデザインをした人たちなのかはまったく知りませんが、その突拍子のないデザインがイケテマす。

色は「白×黒」と「赤×黒」の2種類があります。通常のボクであれば「カルテル買うなら赤」と決めてしまうところですが、「赤×黒」の掛け合わせが、なんとも80年代っぽすぎる気がしまして、結局「白×黒」の方を選びました。白の方が中古市場でも目にする機会が少ないですし。
さらに買ってみて白でよかったと思ったのが、ゴミ袋を装着してもあまり目立たないこと。もともとゴミ袋をはめるような設計になっていないものなので、どうしても袋が外に出ちゃうんですが、白の方ならあまり気になりません。それでも形が形だけにたくさんのごみは入らず、紙くずをちょっとだけ入れる「くずカゴ」という方が正しいかもしれません(ごみ袋をつけずに使うと生ゴミなども捨てられないし)。

ちなみに、ボクの購入したモデルはフタ付きで、そのフタの外周が灰皿になっているのですが、ネットでよく見かけるのはフタが斜めに固定されているモデル。


※ボクが買ったのはフタが灰皿になってます



※こちらはフタが固定式

ほかに、単に穴が開いているだけのモデルもあるようです。


中目黒のグラフィオ・ビューロスタイルさんに「赤×黒」モデルがひとつ残っております。ご興味のある方はお早めに。

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connect auction vol.2 商品到着
category: event
一ヶ月ほど前の話ですが、デザイナーズ家具を扱う本格的オークション「コネクトオークション」で椅子を落札したことを書きました。

その後、1週間で商品が到着。あまりにスムーズな取引だったこともあり、肝心の購入物についての紹介をし忘れておりましたw

買ったのはこちら。



ユーロクッカプーロ(YRJO KUKKAPURO)のサターナス・スツールです。スツールという地味な存在であること、デザイン自体もクッカプロの代表作「Karusseri chair(カルセリ・チェア)」などと比べてインパクトがないこともあり、日本ではあまり知られていない椅子だと思います。実際、オークションカタログのデザイナー名のところは「unkown」となっておりまして、そこがボクの心をくすぐりました。

ヤフオクなんかでもそうなんですが、「これって誰も気づいてないんじゃないか!」なんて思うとついつい入札しちゃうんですよね(笑)

しっかし、そこはプロも集うコネクトオークションですから、サターナス・スツールがクッカプロ作品だと知ってる人ももちろんいるわけで、結局、競合入札になってしまいました。

4万円からのスタートで落札は6万円。これにコネクトオークションへの手数料が20%と消費税5%、送料が加算されます。支払い額は7万8000円程度。

実は落札したとき、「6万円とはしめしめ」とほくそ笑んでおりました。ボクが最初にこの椅子を見たのは東京の某有名北欧インテリアショップ。そこに置かれていたサターナススツールは一見、皮を張り替えたのか?と思うほどコンディションは良かったのですが、その分値段もすごかった。あまりの高値に意識がもうろうとしまして、少々曖昧なのですが、確か100万円前後だったと思います

それが、コンディションが悪いとはいえ落札価格6万円!


いやぁいい買い物をした〜



・・・と思っていたのですが。

岐阜のカリスマ・アストレアさんに相場について聞いたところ、日本での売値で13万円くらいが妥当とのこと。安く買えたことは確かなのですが、コネクトオークション自体がずいぶんと相場よりも安く買えるイメージがある会場だっただけに、なぜか損した気分です(苦笑)。


実際の椅子の方は、ずっしりと重量感があり、スツールとしてはかなりレベルが高いと思います。スツールに座り心地の良い悪いもないような気がしますが、ひいき目でみて(?)非常に座りやすいです。決して「買値が思ったほど安くなかったことにガッカリしている自分の心を偽るために言っている言い訳」じゃありません(笑)


それにしても、あの北欧インテリアショップ・・・すごく有名な店なんですが、大丈夫なんでしょうか?
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ロレックス相場はバブルか、本物か
category: 雑談



昔々、某一流マネー雑誌のHPで「ロレックスは金、ドルに続く第三の世界通貨だ!」と鼻息荒く訴えた男がいました。その著者名は鷹頭冬樹。・・・たかとうふゆき、そう、何を隠そう、その男とは私、高藤冬木なのでした。「お宝投資」と名付けられたこのコラムは、ボクがペンネームで書いていたのです。


これまでロレックス相場を見て来た人の中には、「いやいや、ロレックスは株だろう」とおっしゃる方も多いと思います。確かに、ここ10年の間ひたすら値上がりを続け、一向に値下がりの兆しを見せない現状では、株の方がイメージに近いかもしれませんね。通常、為替相場といえば、ボックス相場(一定の高値と安値の間で価格が行ったり来たり変動する相場)といえるような、値動きをすることが多いですから、イメージに合わないかもしれません。また、銘柄によって値上がり幅が随分と違うところも株っぽいですかね。

ただ、ボクが「第三の世界通貨」と言っている背景には、金(ゴールド)のように「世界のどこでも換金できる(流動性がある)」「資産価値がゼロにはならない」などの点があります。日本の景気が悪くなれば、絶好調の中国人やインド人のように、別の国の景気の良い人たちが買いを入れる。そんなところも、金相場に似てますよね。まぁ、為替だろうと、株だろうと、どっちでもいいんですが、結論を言えば、ロレックスは既に金融資産として地位を確立しているのではないか、ということです。



さてさて、それではロレックス相場は今後どうなるんだ? ということですが、そんなのは誰にも分かりません。ロレックスを専門に扱うディーラーや、ロレックスコレクターの中には、「ヴィンテージロレックスの価値は上昇こそすれ、下落することはない」とまじめにおっしゃる方がいます。と言いますか、売買の理由に関係なくロレックスを今現在買っている人のほぼ全員が、ロレックスの価値が大きく目減りすることはないと思っているはずです(安くなると思っていれば今買う必要はないわけですから)。しかし、そんなことは絶対に言いきれませんよね。80年代末の日本の証券マンの誰が株価下落を予想していたでしょうか? 端から見たらバブル以外の何者でもなかった90年代末からの米国経済で、破綻を予想してうまく切り抜けられた人がどれほどの人数いたのでしょうか? 当事者であればあるほど、その状況を正確には判断しにくいのかもしれません。 



一方で、現在、ロレックスの購入に慎重な態度を取っている人の中には「ロレックス相場悲観論」を展開する相場師もいます。その最大の理由は「中国バブル経済の崩壊」。まさに株トレーダーのような意見ですね〜(笑)。この理由を盾にして「ビンテージロレックスの買いのタイミングは北京オリンピック終了後だ!」と主張する市井の評論家も少なくないようです。
確かに、現在のロレックス相場を支えている大きな要素のひとつは中国リッチマンによる買いにあると言われています。また、ヨーロッパの投資家による金融マネーがビンテージロレックスの値をつり上げているという話もよく聞きます。株や通貨、金などとは違い、ロレックスマーケットは規模が小さいですから、大型の投資ファンドなどがガツンと投資しているなんてことはないでしょうが(そんなことをしたら、自分の買いで値段をつり上げてしまう可能性がありますから・・・)、絵画などへの投資のように、投資対象の分散によるリスクヘッジの手段として利用している可能性は十分にあると考えられます。個人の投資家が参入していることはほぼ間違いないでしょうね。もし、中国経済が破綻したならば、そこから出るマイナス分を少しでも相殺するために、利益の出ているロレックス(パティックフィリップも同様だと思いますが)の売りが殺到する可能性もあるでしょう。


では、やはりロレックスは今買うべきではない? それについては何度も繰り返しますが、答えは誰にも分かりません。

ただ、ボク個人の相場観で言うならば、ロレックスを資産として考えている人は、ここら辺りで一旦手仕舞いしてもいいタイミングかなとは思います。もちろん、自分の持っているロレックスに愛着があるのであれば、無理に手放す必要は全くありません。ただし、いつかは売ろうと思っているのであれば、今売って一度利益を確定するのが良いかと思うわけです。

そう考える根拠の一つが、以前にここでも紹介した、2008年4月17日、腕時計専門の国際的オークション「アンティコルム」が行ったロレックスオークションの落札価格の高騰にあります。

07年、アンティコルムが行ったオメガ専門のオークション「オメガマニア」によって、アンティークオメガの相場が急上昇したのは記憶に新しいところ。アンティコルムには、その後の相場を決める性質が少なからずあります。つまり、アンティコルムで高くなったものは、その後、一般市場でも値上がりする(逆を言えば、割安に買えたと思ったものは、一般市場でもその程度で取引されることになる可能性があるわけですが・・・)。

まぁ、簡単に言えば、今回のアンティコルムによって、為替で言うところの「通貨の切り上げ」(他の国の通貨との交換レートを換えることで、自国の通貨の価値を上げること)が行われたわけです。



ならば、ヴィンテージロレックスの相場はさらに上値が期待できるのでは? と考えるのが自然な流れですが、話はそんなに単純ではありません。

今回のオークションでの落札価格を見てみると、最高値の2562万6400円(バイヤー手数料込み)をつけた「COMEXサブ」を筆頭に、数千万円台が連発。気になったところだと初期型エクスプローラー2・1655が271万9200円〜420万2400円(同)。GMT1675でも手数料を含めると100万越えしておりました。

さらに驚いたのがチュードルの落札価格。例えばイカサブが80万3400円(手数料込み)。フレンチミリタリーのイカサブだと148万3200円(同)。クロノタイム系はファースト(二つ目、ホームベースインデックス)が358万4400円〜499万4000円(同)、セカンド(二つ目)が160万6800円〜259万5600円(同)、サード(三つ目、モンテカルロ文字盤)が154万5000円〜173万400円(同)、カマボコ(ステンレスベゼル)61万8000円。

ここで気づくことは、スポーツロレックスに関しては、これまで値上がりしていなかったGMTマスターを含め、すべてのモデルが行くところまで値上がりし、その価格帯は既に一般エンドユーザーが買える価格ではなくなっていること。300万円を越える金額の時計を一般人が実用時計として買っている姿を想像することは非常に難しく、投資資金が買っていると判断する方が妥当だと思うわけです。

そして、リターンに対してリスクが高まっているロレックスを避け、その資金がチュードルへと移りつつあることが、今回のチュードルの落札価格からも見て取れます。チュードルに値上がり余地がある間はロレックスも急な値下がりをしないと思いますが、チュードルまでが極限まで値上がりしてしまった場合、利益が出にくくなった投資先(ロレックス&チュードル)から資金が流出する可能性はあるわけで、この辺りには十分注意が必要なのではないかと思うのです。


じゃあ、ロレックスをこれから買おうと思っていたけど、値下がりするのを待った方がいいんだね、と決めつけていいものか・・・。これも難しい判断です。これまでに説明してきたように、確かに、今後、中国バブルの崩壊→ロレックス相場の下落、というシナリオは十分に考えられます。でも、ここでよく考えてください。中国バブルの崩壊がロレックス相場の下落へとつながる流れの中には、「世界経済の後退」というファクターが必ずつきまといます。そのとき、あなたの所得はロレックスを買うことを許してくれるでしょうか? そう考えると、もしあなたが、投資とは関係なく、いま欲しいロレックスがあり、買うお金もあるのなら、今すぐに買ってしまっても良いのかもしれません。


最後に一言


「投資は自己責任で行いましょう」


当方は責任を負いかねますので、あしからず(笑)




追伸
4月より、日本ロレックスのオーバーホール代金が値上がりしました。ヴィンテージロレックスの世界では「日ロレが修理を受けたら本物」というルールがあります。つまり真贋鑑定を日ロレに託しているわけです。もちろん、見積もりだけとって実際のオーバーホールをしない業者も多いわけですが、ロレックスの時計の場合、日ロレで修理をしたことが、その個体の価値を高めることにつながるため、一部のアンティークウォッチショップなどでは店頭に並べる前に、オーバーホールに出すところもけっこうあります。となると、オーバーホール代の値上がりは、すなわち販売価格の値上がりに直結するわけで・・・1、2万円の値上げ要因になるかもしれませんね。


オーバーホールに出しそびれてしまったボクのオイスタークォーツ。デザインはジェラルド・ジェンタ。
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SEIKO Speedmaster Giugiaro Analog Rider
category: Designer’s
以前、映画に使われた腕時計の話で紹介したセイコー・ジウジアーロ・コレクション。中でも、特に人気が高いモデルに、強化プラスチックケース&強化プラスチックケースが印象的な「アナログライダース」があります。

発売されたのはシリーズの中でも後期。運転しながら時刻が見やすいようにと、20度だけ右に傾けられた文字盤はデジタルライダースと同様ですが、さらに視認性を高める工夫として文字盤に傾斜をつけてあるあたりが非常に手が込んでます。

当時の時計雑誌などには
「あなたの私生活がうらやましい。」
というイカしたキャッチコピーのついた広告がよく掲載されていました。

それなりの数が製造販売されているはずなのですが、デジタルなどと比べるとヤフオクなどでも出物が少ない。もしかするとプラスチック製のブレスのバックル部分が壊れやすいことがその原因かもしれません。一応、ジウジアーロシリーズ全モデル全カラーをコンプリートしたボクの印象では、アナログライダースの黒×黄は、巻き取りモデルに継ぐ入手困難モデル(ダイバーの銀×青も珍しいですが)。グレー×赤も上から数えて5、6番目くらいに珍しいのではないかと思います。※コレクションの紹介は今は亡き『Watch@gogo(ウォッチアゴーゴー)』誌 No.33に掲載されています。


そんなアナログライダースに関して、新発見がありました。





上の2枚の写真は、以前、友人から譲ってもらったアナログライダース(グレー×赤)のケース&ブレスです。

海外のオークションで入手したものだそうですが、裏蓋には「SAMPL」とあります。



海外のオークションなどでは、時々「セールスサンプル」と呼ばれるものが発見されます。これは、時計メーカーのセールスマンが、時計屋などに商品を紹介するために用意された機械の入ってないモックのようなもの。その性質上、通常なら、外装パーツはすべて揃っているはずなのですが、このサンプル品には、なぜかガラスや文字盤、針、ボタンがありません。

少々不思議な感じもしましたが、それらのパーツはボクより前の誰かが部品取りに使ったんだろうということで納得。グレー×赤モデルの塗装(このモデルは強化プラスチックにグレーの塗装がなされています)が剥げた時の交換用にと、随分前に友人に譲ってもらったのでした。それから数年。ジウジアーロを日頃着用することもなくなりまして、このパーツも部品入れの中に仕舞いっぱなしになってました。



先日、そろそろコレクションの整理でもしようかと思い、久々に取り出してみたのですが、そこであることに気づきました。

このサンプル、ベゼル部分の色が黒い。

早速、グレー×赤の時計を取り出し、比較してみたのですが明らかに色が違います。



写真では分かりにくいですが、グレー自体も少々色みが違う感じ。使われていないはずのサンプルケースの方が色が薄いです。グレーの色の違いはもしかすると経年によるものかもしれませんが、外周の色は明らかに違います。念のため、所有しているグレー×赤の未使用パーツとも比べてみましたが、やはり本来の外周の色はグレーでした。

もしかしたらプロトタイプパーツ??

と、ちょっとだけワクワクしましたが、実際のところはどうなんでしょうねー。何かご存じの方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報下さいまし。

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古寺巡礼「国宝 薬師寺展」
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行ってきました「国宝 薬師寺展」。

何を隠そう、ボクは仕事柄(?)、年間30以上のお寺に伺い、仏像を拝ませていただいております。仕事では国宝級、逆にプライベートでは、重要文化財にも指定されていない市井の名作を訪ねることが多いです。

これまで数え切れないほど行っている薬師寺。昨年は中秋の名月のころに伺い、4日ほど滞在しました(もちろん、泊まったのはお寺でなく、ホテルですが)。ボクは、基本的には木製の仏像が好きなのですが、こちらの薬師三尊ならびに聖観音は別格ですね。金銅仏としては、蟹満寺の釈迦如来、興福寺(山田寺)の仏頭ととも好きな仏像です。

その薬師寺の日光・月光菩薩と、聖観音が東京国立博物館に来ることは、昨年薬師寺を訪れた際に知りました。個人的には「仏像はお堂で見るのが一番」という思いもありますが、いつもより近くで見られるのはやはりいいですね。ディティールを楽しめるし、意外な角度から拝見できるのもいいです。

ただ、ひとつ気になったのが、ライティング。東京国立博物館には照明専門のデザイナーがいて、非常にレベルの高いライティングで美術を楽しむことができるわけですが、今回の薬師寺の仏像の場合には、少々気になることがありました。
それは、白色LEDの「青白さ」。仏像のライティングとしては、少々モダンすぎるような気がしました。現地で肉眼で見ても、ちょっと違和感を覚えたんですが、はやりテレビの画面(NHK日曜美術館だったかな?)で見ると、完全に青いですよね。
まぁ、テレビ画面で見るのは本筋ではないわけですから、肉眼で気にならなければまったく問題はないわけですが、ボクの目にはどうしても青白く見えました。ほかの皆さんはどうなんでしょう?


帰りに、お土産でも買おうと思ったのですが、あまり欲しいものがなかったのも残念です。隣で絵葉書を物色していたおばちゃんが「あんまりいいのがないけど、せっかくだから買ってこか」と話していたのが印象的でしたね。いい仏像を見たあとだけに、それを写した絵葉書にももう少しクォリティを求めたいものです。




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Connect auction vol.2 に参加してきました
category: event
土曜日はオークション一色の1日となりました。

まずは、以前のブログにも書きました、デザイナーズ家具の専門オークション「コネクト オークション」の下見へ。昨年の第一回に続き、2回目の開催です。




前回は下見に行きそびれ、終わってからカタログを見たんですが、そのラインナップの充実ぶりに唖然。これまで資料でしかみたことのないような激レアアイテムばかりが並んでまして、参加しなかったことを後悔しました。

で、今回は「金はないが、見るだけでも」ということで、午前中の下見会に行ってきました。前回よりも規模は小さいですし、派手なアイテムは減っていますが、それでも憧れの逸品が数多く並んでました。

個人的に特に気になったのが、エットーレ・ソットサス(ETTORE SOTTSASS)の「Barbarella」、アレキサンダー・ジラルド(ALEXANDER GIRARD)の「Model 66306 Chairs」「Model 66303 Sofa」、エエロ・アアルニオ(EERO AARNIO)の「Cognac Chair」、ビョルン・ウェクストロム(BJORN WECKSTROM)の「Petrified Lake,Ring」ルーシー・リー(LUCIE RIE)など。

どれもエスティメイトが安く、もしこのまま終わったら相当割安に終わるな、という値付けのものばかり。問題は支払いがキャッシュであることと、家に置く場所がない(これが難題)というです。

そんな中で、一つだけ、場所もあまりとりそうにないし、今手元にある微々たるキャッシュでも払えそうなブツを発見。今回は冷やかしだけのつもりだったんですが、ネット以外の本格的なオークションに参加してみたい気もしてきまして(1度だけ銀座の腕時計オークションに出たことがありますが、素人っぽいものでした)、前回の安い落札価格からすると、海外の相場より安いのはもちろん、下手するとネットより安い価格で落ちるのではないかという期待もあり、夕方からのオークションに参加する手続きをしてしまいました(単に名前や住所などを登録するだけなので、すごく簡単でした)。



興奮のコネクトオークション会場を後にし、続いて向かったのは自由が丘のロデオドライブで開催しているアンティコルムの下見会。こちらは腕時計専門の海外オークションで、ここで値が上がると、市場価格がぐっと引き上げられることで知られています。今回のテーマはロレックス。こちらの詳細は後日あらためてと考えています。


その後、再び五反田のコネクト・オークション会場へ。
スタートは18時からだったんですが、ボクのお目当ての品が出てくるのが後半だったので、19時過ぎ頃に会場入りしました。

中に入り、午前中に記入した登録用紙を手渡すと、自分の番号が書かれた「パドル」が渡されます。欲しい商品が出て来たら、オークショニアが開始値を言うのに合わせて手を上げる。競争になれば値段が上がって行き、最後までパドルを挙げ続けた人が勝ちというわけです。

会場の関は満員というほどでもなく、外国人の姿も思っていた程多くない。今回は告知期間が短かったので、あまり広くに知られていなかったようです。入札する側からするとラッキーでした。

ついたときがちょうどジラルドの「Model 66306 Chairs」「Model 66303 Sofa」のときだったんですが、どちらもスタート価格で終了。
「あああ!!キャッシュがあったら、カードが使えたら、絶対入札するのに!」
別に何もしてないわけですが、無性に損した気分でした(苦笑)

さらに、同様の感情がこみ上げるような落札が続きます。
アアルニオの「Cognac Chair」 18万円
ウェクストロムの「Petrified Lake,Ring」 6万円

どっちも激安だと思います。

ユーロ・クッカプーロ(YRJO KUKKAPURO)の「Cloud-Vino Green」なんか2脚で4万円ですから、下手にフランフランとかで新品買うより安いですよね。カップルらしい二人組が買っていきました。ただ、この二人は「Cognac Chair」も買ってたので、単なる素人でないのは間違いないですが。


オークション全体の感想から言えば、まず入札状況についてはアメリカものは全然ダメ。イームスは特に入札が少なかった気がします。北欧ものは入札が入ってましたが、それでも安い。ヤコブセン関係は、ヴィンテージとは思えない落札価格で、下手するとヤフオクに出てる現行中古より安かったんじゃないかと思えるものもありました。雰囲気は「猛烈な盛り上がり」はありませんが、素人でも参加しやすい感じ。引っ越したときに普通に家具を買いに行く、くらいの気軽さで参加できまっす。お店で買うのと変わらないくらいに手間はかからないし、とにかくお買い得感がある(笑)。

ただし、海外オークションの例などを聞くと、回を重ねるにつれ、オークションの存在が世界に知れ渡り、値段がぐんぐん上がるみたいですので、参加するなら早い方が良いと思います。


んでもって、最後に自分の話を。
狙っていたブツは多少の競争があったものの、無事落札することができました。コレクターズアイテムというほどのものではないのでしょうが、けっこう珍しいものですし、掘り出しものだったと思います。ヒントは北欧デザイナーズもの。何を買ったかのかは商品が届いたときにご紹介したいと思いますw

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101 Tokyoコンテンポラリーアートフェア
category: 雑談
秋葉原で開催中の「101 Tokyoコンテンポラリーアートフェア」に行ってきました。廃校になった秋葉原の中学校を会場に、国内外の28のギャラリーが出展するアートフェアです。

若手が経営する小さなギャラリーが多いと聞いていたので、そんなに混んでないかなぁと思っていたのですが、「激混み」というほどではないものの、平日の昼間とは思えないにぎわい。外国のアートバイヤーらしき人もチラホラ。日本美術応援団の山下裕二さんなんかもいらしゃいました。


ボクのお目当ては、知り合いのギャラリー「YUKARI ART」のブース。ここのオーナーみつまゆかりさんには、マクロロン展などでもご協力いただいたのですが、アートに対する考え方が、ボクのような素人にも非常に分かりやすくって、いつも勉強させてもらっています。

個人的に目を付けている田代祐基氏の作品(いつかは欲しいと思っているのですが、最近人気がスゴいみたいです。もう手が届かなくなるかな・・・)が見られなかったのが残念でしたが、大畑伸太郎氏の作品などもあり、他のギャラリーと比べても突出していい感じだったと思います。

ちなみに、「YUKARI ART」以外で気になったのは梶井照陰さんという方の写真作品。波を題材にした作品でしたが、個人的には同じ波でもホンマタカシの『NEW WAVES』より良かったと思います。単純に力がある。なんか、やっぱ波はハワイじゃなくて、日本海なんだよなーって感じです(梶井氏の波が日本海なのかどうかは分かりませんがw)。

「101 Tokyoコンテンポラリーアートフェア」は4月6日までのようですので、興味のある方はお早めに。上野の国立博物館で開催中の「国宝 薬師寺展」とハシゴなんてのも良いかもしれませんね〜。

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リンク追加しました SIDE-C
category: オススメ書籍など
ちょっと前に、KYなんてぇ言葉が話題を呼んでましたが、最近の流行言葉は賞味期限が短いですね。
もう既に過去のもののように感じ始めています。
年賀状にKY(今年もよろしく)なんて書いてあったのも、今や思い出ですね。

それにしてもこういうアルファベットを使ったイニシャル語っていつ頃から一般化したんでしょうか? 3年くらい前に、友人が「最近MMKなんだよね」と言っていたのが、ボクが初めて認識した瞬間だと思います。そんときはそんなに流行っているという気はしませんでした。でも、この言葉を初めて聞いたときには、雑誌で使って流行らせてやろうと思いましたけどね。それくらいインパクトがありましたよ、MMKは。

ちなみにその意味は「モテてモテて困る」です。
自分も出来ることなら困ってみたい。


そもそも、短縮言葉の元祖といえば、やはり雑誌「POPEYE」でしょうか。
例えば「スケボー」。スケートボードをこう約したのもポパイでした。
スケードボード自体を「流行」ではなく「風俗」として日本に定着させたのもポパイ。だからこそ、スケボーという呼称も、完全に市民権を得ているのでしょう。

とはいえ、ポパイが仕掛けて定着しなかった言葉だってたくさんあります。
最近の例では「スペエー」なんてのがある。
まだ一部にしぶとく使っている人もいますが、そうした人はかなりレアな存在です。
実は、ボクはそんなレアな存在の貴重な一人ですが、そんなボクでも、その言葉を発したあと、少々恥ずかしくなります。
ちなみにその意味は「スペースエイジ」。
60〜70年代に流行った宇宙趣味のデザインなんかを指してそう呼ぶわけですが、
別に短縮しなくても、普通にスペースエイジでいいですよね。短い言葉だし。

ボクはスペエーなものが、非常に好きでして、家具にしてもプラスチック系が好き。
アアルニオとか、スーロネンとか、パントンとか。
もちろん時計も断然スペエー趣味で、以前に紹介した「SEIKO 05LC」やら「オメガスピードソニック」やら、まだまだ紹介していないものも含め、相当コレクションしています。


そんなスペエーの世界、未来系の世界をするどく紹介するのが、今回リンクを追加させていただいたSIDE-Cさんのブログです。

そのキャッチコピーがなんともいけてます。

「未来系ってナンだっけ? SIDE-Cのナウでヤングなブログ」

う〜ん、イカす!
雑誌ブルータスよろしく、疑問系で攻めてるあたりがニクい。
糸井重里もびっくりのキャッチです。

内容はボク好みの時計の紹介から、深海魚やクラゲの話まで幅広いっす。もともとSIDE-Cは吉祥寺にあった未来系ショップで、その存在は今や伝説となりつつあります(都市伝説ではないよ)。ホント面白いお店でした。個人的には、はやく、何らかの形で復活してくれないかなぁ〜と願う今日この頃です。ブログも早く新ネタ再開してくださいねw

期待を込めてのリンク追加であります。


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リンク追加しました astrea topics
category: オススメ書籍など
昔々、社会人になってすぐ、上司に連れて行かれた初めてのキャバクラでのこと。場所は東京屈指の歓楽街、六本木。どういう流れからだったかは覚えてませんが、出身地はどこ? という不毛な話題になりました。もちろん、キャバ嬢はボクの出身地などまったく興味がないわけですが、沈黙するよりはマシというわけです。

キャバ嬢A「お客さんは何県出身なの?」
ボク「愛知県です(キャバクラデビューのため緊張のあまり敬語)」
キャバ嬢A「ふーん、愛知県ってどこ?」
ボク「・・・」
キャバ嬢B「みかんが取れるとこだよ」
ボク「いや、それは愛媛かと・・・」

やっぱり愛知県では分からない人もいるもんなんだなぁ、ということで、

ボク「愛知県って、名古屋のあるところだよ」
キャバ嬢B「ふーん」
キャバ嬢A「ふーん、名古屋ってどこ?」
ボク「・・・あの、まぁ、その大阪と東京の間かな」
キャバ嬢AB「ふーん」
キャバ嬢A「大阪ってどこにあんの?遠い?」
ボク「・・・ええっと・・・新幹線に乗って3時間くらいかな」
キャバ嬢B「ところでお客さん何してる人?」

分からないからって突然話題をすりかえるなー!
そもそも、名古屋も知らんのに出身地の話をふるなー!!
大阪場所くらいは勉強しとけー!!
と若かりしころのボクは思ったわけです。


名古屋を知らないくらいだと、世の中のほとんどの県を知らないのではないか? と思ってしまいますが、それは愛知県民(愛知県出身者)のおごりなのでしょうか。そんな人に「岐阜県って知ってる?」と聞いたら何と答えるのでしょうか?


実際、普通の人でも岐阜県と聞いて思い浮かべるものってそんなに多くないような気がします。こういうと岐阜の人には非常に失礼ですが、けっこうマイナーな県ですよね。地元では愛知、岐阜、三重のことを「東海3県」と呼ぶんですが、名古屋のある愛知はもちろん、牛肉で有名な松坂や神宮のある伊勢、鈴鹿サーキットなど、観光地が多い三重よりも、東京人にとってはマイナーな存在かもしれません。

でも実際は、けっこう面白い土地なんですよ、岐阜は。ボクはこの1年間で3回は岐阜へ行っています。

岐阜へ行ったらぜひよって欲しいスポットを挙げると。

小瀬鵜飼(漁として残る本格的な鵜飼です。鵜匠の家に泊まれます)
関市円空間洞戸円空円空記念館(岐阜は円空のふるさと)
養老天命反転地(荒川修作によるアートパーク。色んな意味で危険です!)

そして、隠れたモーレツスポットが、インテリアショップ「アストレア」です。ここからがやっと本題。危うく何の話を書こうとしていたのかを忘れるところでした(笑)。


アストレアさんのブログを追加しました(実はこれが言いたかったわけで・・・w)


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国内トップクラスのヴィンテージファニチャーショップです。ほかではまずお目にかかれないような、激レアアイテムが目白押し。東京にもあんなにファンキーな店はないですね。近所にあれば毎週通ってしまいそうな店ですが、行けない場合でもネットで買えますし、ブログ見てるだけでも知らないことばかりで、すっごい勉強になります。

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RADIO CONTROL Watch 電波時計
category: RADIO CONTROL
世はまさに電波時計の時代。

街の家電量販店に行けば、売られている時計のかなりの部分を電波時計が占めています。

職業タイムキーパーでもないのに、そんなに正確な時間を測ることが必要なのか? とも思いますが、そもそも、腕時計の歴史は精度との戦いであったわけですから、その意味では電波時計は「究極の時計の形」といえるかもしれません。

ちなみに、ガンダーラ井上氏の名著『人生に必要な30の腕時計』では「ネットオークションで一撃必殺の入札に賭けるとき」に必要だと解説されております。まぁ確かに、自動入札のないe-beyなんかでは重要なんでしょうね。

しかし、現在の電波時計の最大の欠点はそのデザイン性の低さ。まったく欲しいと思えるものがありません。なんであんなにゴテっとしちゃうんでしょうねぇ。技術的には、もう既にどんなデザインにも対応できるはずですが(Gショックにも電波時計があるくらいですから)、なぜかパッとしません。


そんな中、コレクターズアイテムとなりうる電波時計は? と聞かれれば、迷わず次の3つを挙げると思います。

まずは世界初の電波時計、ユンハンス メガ1(JUNGHANS MEGA1)



89年製造で、デザインは、Macなどのデザインでも知られるフロッグデザインが担当しました。ヨーロッパでの使用を考慮しているため、拾える電波は77.5kHzのみ。時間調節をする必要がない時計であることを主張するために、ボタン類を排除してしまったことが仇となり、東京では時刻合わせができず、使用するには○時ジャスト(00分)に電池交換をする以外にありません。つまり正確な時刻表示を目指すのは非常に困難です。日時、曜日の表示もできません。カラーバリエーションはかなり豊富。アンテナはベルトの中に入っています。



次が、93年シチズン製造の世界初・他局受信型電波時計「7400」。通称マルチゾーンです。シチズン電波1stとも言われます。





最大の特徴は文字盤の真ん中に、「これでもか!」とばかりに通った『芯』。これこそが世界中(日本、イギリス、ヨーロッパ)で電波をキャッチすることができるアンテナなのであります。このアンテナを収めるために、ガラス風防は山型にふくらみ、アンテナを両脇を押さえる部分(ベゼル?)は、絶縁体のセラミックが使用されています。その怪しげな青さが非常にカッコいいです。

見た目的には最強の電波時計でしょうね。
このシリーズにはシルバー(銀色)、ゴールド(金色)、コンビの3色があります。
写真上のシルバーモデルと、下のゴールドモデルを比べると分かると思いますが、ゴールドの方はアンテナの部分が金色に塗装されているため、コイルが見えません。一方のシルバーの方はコイルがむき出しに見えます(コンビモデルもむき出しです)。ブレスレットはゴールドのみが観音開きで高級感があります(実際にゴールドモデルの定価が一番高かったようです)。

今では幻級にレアになっているこの7400。実は国内ではコンビモデル300本だけの限定発売で、シルバーとゴールドはヨーロッパのみの販売でした。ヨーロッパでは3色展開、合計4000本の限定商品だったようです。ただし、中古市場をパトロールしていると、たまに国内仕様の化粧箱と取り説を備えたシルバーモデルやゴールドモデルを見ることがあります。

実はあれはニセモノ・・・というわけではなく、シチズンのヨーロッパにある倉庫から出て来たデットストックを、銀座のシェルマンが輸入し、シチズンで再整備して売ったという経緯があります。



最後のもう1本はセイコーの電波修正時計RC(96年製)。セイコーの電波ファーストです。
残念ながら所有していたものを手放してしまったので、写真がいま手元にないのですが、ソーラー電池を搭載したデジタル表示の電波時計です。黒と青の2種類があります。写真が見つかったらまたご紹介したいと思います。
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