- LIP Rudi Meyer
- 2007.12.31 Monday
- category: Designer’s
-
2007年の腕時計買い納めは12月29日。
「Lipの電磁テンプウォッチRef.43850」です。
デザイナーはスイスのグラフィックデザイナーRudi Meyer。
ウォーターマンをはじめ多くの企業のブランドロゴや
ポスターなどのデザインをしていますが、
日本ではあまり知られてないですね。
LIPでは多くの腕時計をデザインしていて
ドイツのグッドデザイン賞ともいうべき
Gute Industrieform IFを受賞しています。
Rudi Meyerといえば円形ケースの
機械式モデルをよく見かけますが、
今回の電磁テンプモデルは意外と数が少ないようです。
モジュールはLip R184。
それでは良いお年を。
- comments(0), trackbacks(0), -
- FMWV 2007.12.22 report
- 2007.12.23 Sunday
- category: event
-
古時計のコミケ、いやヲチケ、
FMWVに行ってきました。
場の雰囲気をデジカメで撮ってこようと思ったのですが、
時計好きの発する何かによって生じた磁場的なものにより
デジカメが作動しなくなりました。
ウソです、デジカメ忘れました。
1月にもあるらしいので、
会場のご紹介は次回に。
写真はFMWVでの戦利品です。
「TUDOR SUBMARINER(青イカサブ)」
「GIRARD PERREGAUX QUARTS 9444(GPクォーツ回路文字盤)」
どちらもずっと欲しかった時計。
念願かないました〜。ありがとうございます!!
今回の時計に関する詳細は、また近いうちに。 - comments(0), trackbacks(0), -
- FMWV 2007.12.22
- 2007.12.20 Thursday
- category: event
-
同じ趣味を有する人たちが集まる場所というのがあります。
その最大級の存在といえばコミックマーケット(コミケ)ですかね。
その存在は、いまや一般の知るところとなり、
日本だけでなく、世界からも注目を集める存在になりました。
そして、腕時計、特に古時計を趣味にする人たちが集う場所というのもあります。
その名は「FMWV」
まだまだ規模は小さく、知名度も決して高くないですが、
日本中から、古い時計が好きな人が集まる
ディープなイベントです。
まさにウォッチ界のコミケ、いや
ヲチケ。
一流腕時計専門誌「時計Bigin」でも紹介されましたが、
まだまだアングラ感が強く、面白いです。
内容は腕時計のフリーマーケットみたいなものっすね。
年内最後の開催は12月22日(土)。
場所はサンシャイン池袋。
マクロロンも変な時計を持って参加します。
っていか、意思に関係なく参加メンバーに入れられてますから・・・w
強制参加です。
ご興味ある方、クリスマスショッピングのついでにでも
お寄り下さいまし。
場所が国際展示場に移る前に(笑) - comments(0), trackbacks(0), -
- HP-01 LED-Calculator Watch
- 2007.12.19 Wednesday
- category: LED WATCH
-
イェーイ、イェーイ、イェーイ!
オールドスクール、最高イェーイ!
相変わらず人気みたいですねぇ「オールドスクール」。
ボクがオールドスクールと出合ったのは
ちょうど10年程前だったと思います。
当時は、クラブなんかいってもオールドスクールバリバリで、
一流ファッション誌「Boon」なんかでも特集組まれてました。
何を置いても、オールドスクールが日本でここまで知られるようになったのは、
やっぱ猿ブランドのカリスマ、ニゴcさんの功績が大きいでしょ。
当時のインタビューでは「これってオールドスクールっぽい」を連発。
やがて日本全体がオールドスクールな感じになって・・・
と・こ・ろで、 一つ質問。
オールドスクールって何ですか?
90年代後半あたりから
主にニゴcさんとひろしくん(玉置ではないほうの)
の対談なんかで耳にするようになったこの言葉。
そのまま訳せば「出身校」
ですが、どうも違うっぽい。
ひろしくん(関口でもないほう)たちの
発言の内容を俯瞰してみていくと、
1.金色が好きなようだ
※「OMEGA TC2」。モジュールはパルサーP3と同様ですが
オリジナルの機械にはオメガマークが入ってます。
2.おいらのアディダス
※本来はスーパースターとか、バッシュ系みたいですが
手元にはスタンスミスしかありませんでした。
3.基本は黒人らしい
※すみません、黒人の画像がなかったもので
などの特徴が徐々に見え始め、
「たぶん、ヒップホップ的なやつか?」
くらいにうすらぼんやりとその実態が見えて来た頃、
ボクを惑わすさらなる事件が!!
2000年前後に代官山に出来た
猿の靴屋「ベイプ フッツ」(店名ウソ)。
その店内に登場した「動く歩道的な仕掛け」を前にした
ニゴ先生が、その内装デザインを担当した、片山正通氏(たぶん)に向かって
発言した一言
「これってある意味オールドスクールですよね」
どっ、どの意味、ですか?
いったい何なんですか!、オールドスクールって。
一応、ネットで調べてみると
一般的には、70年頃〜85年前後までのヒップホップを指すが、ポップスやロックなど、他のジャンルにも当てはまることもある。
本来のold schoolの意味は
出身校
保守的
といった意味で、「考え方が古い」とか昔の人といった言い回しにも使われる。
(はてなダイアリーより)
とはありますが、動く歩道との因果関係は見えてきません。
さらに言えば、ヒップホップだけど、ロックやポップスにも
当てはまるってどういうことですか?
まぁいいや。別に分かんなくても。
さて、そんなことはさておき、オールドスクールな時計といえば
やはり「金色×LED」。
上で挙げたオメガ「TC2」もドンズバですが、
もっとオールドスクールな時計があります。
「HP-01 LED-Calculator Watch」
1977年にヒューレットパッカード社が発売したこの時計。
計算機、200年カレンダーなど機能満載で
マニュアルを読む気にもならないハイテクウォッチです。
まさに腕コンの走りですね。
ベルトバックル部分をパチィンと外せば、LED計算機に早変わり。
バックル部分には計算機のボタンをおすためのパーツ「スタイラス」が
収納されていて、算数の授業でも大活躍すること間違いなしです。
まさにオールドスクールな時計なのでありました。
ただし、デザイン的にはかなりスペーシーでパンチがある。
けっして保守的(オールドスクール)ではありませんw - comments(1), trackbacks(0), -
- Spaceman7Z e.t.c.
- 2007.12.16 Sunday
- category: Designer’s
-
中古時計の世界(時計だけに限らないと思いますけど)だと、
ちょっと前までゴロゴロとしててよく見かけたのに、
気がつくと、全然見かけなくなった・・・
なんてことがよくあります。
この「Spaceman」も数年前までは
雑貨屋やヴィンテージインテリアショップなんかで
よく見かけたものです。
表参道のオーパーツショップや渋谷のスーパーボール
なんかにもデッドが売られてましたよね。
でもここ最近、急に見かけなくなりました。
Andre Le Marquandという腕時計デザイナーがデザインし、
72年〜77年頃に発売されたこのスペースマンシリーズ。
プラスチック製のケース、突き出た風防、
フェルト製の三つ又ベルトなど、あまりに斬新な近未来デザインから、
完全に色物として扱われ、ヴィンテージウォッチというよりは
オモシロ雑貨、またはファッションウォッチというポジションに
甘んじてきました。
出て来ると8割方デット。
ユーズドもたまに見かけますが、
コンィションが良いものが多いように思います。
ただし、角形に関してはユーズドの方がよく見かける。
謎です。
バリエーションはかなりあって
LCDモデルやメカデジモデルなんてのもあるようですが、その辺りは激レア。
まぁ探している人もほとんどいないような気がしますが・・・。
下の写真の「Spaceman7Z」ってのもけっこうレアで、
写真で2、3度見た事があるくだいでしたが、
最近、縁あってボクの手元にやってきました。
まぁレアといっても、ヴィンテージロレックスとは訳が違いますから
欲しがる人も随分と少ない。だから業者さんも探さない。
スペースマンとしては中途半端っちゃあ中途半端ですから、
当時も人気なかったんだと思います。
個人的にはけっこう好きな感じですれども。
ちなみに、こんなのもあります。
LED表示を採用した激レアモデル
「中華スペースマン」
・・・中国人の想像力により生まれた
まったく新しいスペースマン、つまり偽物です(笑)
中華スペースマンにはLED以外にも
通常のSpacemanのデザインをそのままパクリ
クォーツ化したモデルがあります。
しかし
なんでスペースマンのコピーなんて作るの???
その感性がよくわかりません。
しっかもボクの持ってるLEDモデルのベルトなんか、
真ん中でベロンと剥がれちゃって・・・
こんなことになってる(笑)
しかもなぜか剥がれた部分に
ハワイアン的なプリンティングが!!
まさに見えないお洒落ですね〜
- comments(2), trackbacks(1), -
- COBRA Watch
- 2007.12.15 Saturday
- category: 70s design
-
腕時計の中には、意識的か無意識かは別にして、
動物的なデザインのものが少なからず存在します。
意識的なものの代表は、ワニやキリンの意匠を取り入れた
CABANE de ZUCCaのSAFARIシリーズなど。
無意識なもの(意識してるかもしれないですが)としては
オメガの音叉クロノ・スピードソニック(通称ザリガニ)などが挙げられます。
(ちなみにこの時計をデザインしたのはジェラルドジェンタです)
今回紹介する2本の時計もそのひとつ。
「VULCAIN COBRA Watch」(写真手前)
「FORTIS COBRA Watch」(写真奥)
その名が示す通り、コブラをイメージしたデザインは、
前者の「意識的な動物意匠」の部類に入るものです。
時計から片側のバンド部分まではプラスチック一体整形。
着用時には、まずこのプラスチック部分を腕に固定し、
その後、バンドを留めるようにします。
はめにくく、着用感もあまりよろしくないですが、
そんなことはこの個性的なデザインを前にしたら問題になりません。
バルカンコブラとフォルティスコブラは
ブランドは違えど、ケースの形状、裏蓋のデザインなどから判断して
同じラインで作られた時計であることはまず間違いなさそうです。
時計のサイズはバルカンの方が大きく、
印象ではバルカンが男性用、フォルティスが女性用といった感じ。
スペースエイジな雰囲気満点のコブラウォッチ。
白色以外にもグレーなどの目撃例があります。
もし見かけた方は、ぜひご一報を。
- comments(2), trackbacks(0), -
- DIAREX ansymmetry Watch
- 2007.12.14 Friday
- category: 70s design
-
「美人=顔が整っている」と考えがちですが、
実際のところ、かわいいなって思う女子というのは
顔の左右で表情がけっこう違うものです。
整いすぎている顔立ちの女子ってのは、奇麗だなとは
思うものの印象が薄かったりします。
片えくぼのあるかわいさ、八重歯の萌え感というのも
もしかしたらこの非対称性にあるんではないでしょうか。
まさに非対称の美。
これは女子だけでなく、モノにもいえます。
あくまで個人的な趣味の問題ですが、
ロンT買うにしても、左胸にポケットなんかが
ついているとついつい買っちゃいますしね。
腕時計でも、アンシンメトリーなデザインのものが
あると無性に欲しくなる。
今回の時計もそうした1本です。
DIAREX ansymmetry Watch
ケースを右側に大きくとったデザインのこの時計。
文字盤や機械はセイコージウジアーロシリーズのような
偏芯をしていませんが、デザイン的には完全に左右比対称です。
ステンレス製ブラックボディに黄色のボタン。
針も凝っていて、時針、分針はiKEPODを彷彿とさせるような
かわいらしいスタイルをしています。
70年代製で、「DIAREX」意外にも「lejour」など
複数のブランドから全く同じデザインの時計が
発売されていたようです(といっても発見個体数が少ないので
ブランドとしては3種類ほどしか確認できてませんが・・・)
ちなみに機械は手巻きクロノグラフのバルジュー(Valjoux)7734。
ルックスに似合わず、そこそこの機械が乗っています。
- comments(0), trackbacks(0), -
- 【LCD】SEIKO 05LC&05LCA
- 2007.12.13 Thursday
- category: LCD WATCH
-
1973年に第二精工舎が初めて世に送り出したデジタル時計「05LC」(写真奥)と、その後継機「05LCA」(写真手前)です。
1973年といえば、セイコーが日本初のLCD(液晶)デジタル時計にして、世界初の6ケタ表示液晶(秒まで数字で表示するということです)を実現した記念すべき名機「06LC」を発売した年。
当然、セイコーのファーストデジタルといえば「06LC」になる訳ですが、実はコレクターの間ではもう一つのファーストが存在します。 それこそが、この「05LC」なのです。
なぜファーストが二つも存在するのか? ご存じの通り、セイコーには当時「諏訪精工舎(現セイコーエプソン)」と「第二精工舎(現セイコーインスツルメンツ)」の二つの会社があり、それぞれが独自にデジタル時計の開発を進めていました。 そしてまず最初に発売までこぎ着けたのが諏訪精工舎の「06LC」。 その数ヶ月後、第二精工舎より「05LC」が発売された訳です。
「05LC」の生産数は500個ともいわれ、 現在では「06LC」とは比較にならないほど入手が困難になっています。 (ちなみに06にはチタン削り出しケースととSSケースの2種類があります。 ステンレスの方が製造本数が少ないと聞きましたが、中古市場での人気は やはりチタンケースの方が高いようです。「06」はもしかすると世界初の チタン製ケース採用の時計かもしれませんね・・・)
「05LC」は、スペーシーなデザインとは対照的に、手にしてみると非常に無骨な印象のある時計ですが、その後継機「05LCA」になると、随分とプロダクト製品としての雰囲気が出てきます。ケースとブレスの連続的なデザインも、05LCにはないものですよね。
ちなみに、05LCのデザインは後に「スプーン」へと引き継がれています。 - comments(1), trackbacks(0), -
| 1/1pages |