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天上の舞 飛天の美
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2007年〜2008年、ボクは仏像のことばかり考えていた。

『日経おとなのOFF』という雑誌の編集者をしていたボクは、
07年6月号で行った「仏像の美に癒やされる」特集をきっかけに
急速に仏像編集者(そんなのあるのか?)としての道を歩み始めた。

中でも写真家の三好和義さん、みうらじゅんさんのお二人とは
色々とお仕事をさせていただいた。

みうらじゅんさんとは、今もしんきんカードの会員誌『はれ予報』の
連載「僕宝 仏像の旅」でお世話になっている。

三好さんとは、何度も何度も奈良、京都を訪ね、仏像撮影を行った。
室生寺に始まり、薬師寺、東寺、三十三間堂、、、撮影許可をとるのは
半端なく大変だったのだけれど、それでも自分の大好きな仏像を
なんとか撮影させていただきたいという一心でお願いし続けた。
その一つ、平等院鳳凰堂の撮影許可がおりたときには、本当に涙が出そうになった。
過去には土門拳、十文字美信など数多くの有名写真家がカメラに収めている
平等院の定朝作阿弥陀如来坐像。そして鳳凰堂や雲中供養菩薩。
将来写真集にまとめることを考えると、ここを外すわけにはどうしてもいかなかった。
だからこそ、お寺に何度も足を運び、心からお願いした。
ご住職からご許可の電話をいただいたのは、銀座で会食をしている時だった。

撮影は黄砂の季節だった。
長ダマで覗いた屋根の上の鳳凰が、黄砂によって歪む太陽の中で
まさに「火の鳥」のような姿を見せたのが、なんとも神秘的だった。
その様子は三好和義仏像写真集『極楽園』の中で発表されている。
『極楽園』は同じくボクが編集を担当したムック『美仏巡礼』とともに、
今も多くの方に楽しんでいただいている。


東京ミッドタウン(六本木)のサントリー美術館で開催中の
「天上の舞 飛天の美」展を訪れた時、あの日のことが鮮明によみがえった。

今回の展示では、国宝の「雲中供養菩薩」ならびに「阿弥陀如来坐像光背飛天」を
驚くほど間近で、しかも目線レベルで拝見することができるのである。
特に「光背飛天」のほうは東京初進出となり、現在行われている鳳凰堂の修復が
完了したあとは、再び堂内に戻されるため、このような状況で見ることは
まずできないだろう。それだけでも、足を運ぶ意味がある。

さらにもうひとつ、ありがたい仕掛けがあった。
雲中供養菩薩の模刻に直に触れられるコーナーがあるのだ。
この模刻は、修復後は鳳凰堂に飾れることになる。
国宝で世界遺産でもある鳳凰堂の内部に、自分が触った仏像が並ぶというのは
まさに奇跡と呼ぶにふさわしいだろう。


平等院からの出展以外にも見所は多い。
仏像好きなら法隆寺金堂天蓋付属の飛天(重文)や四天王寺の舞菩薩(重文)も
ぜひ見ておきたいところ。

この秋はこの展覧会以外にも
東京藝術大学で開催中の「国宝 興福寺仏頭展」や
金沢文庫で開催中の「東大寺ー鎌倉再興と華厳興隆」と
東京周辺で仏像イベントが目白押し。

ぜひ足を運んでいただきたい。








 
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