天気のいい日。
世の中は連休最終日。
やらなければならない原稿があるけれど、やる気がしない。
ぐずぐず過ごしていたところに、思いがけず小包が届いた。
記憶にない小包。しかも海外から届いている。
一瞬、躊躇したものの、3秒後には包みを開いていた。
中から出てきたのは、香水だった。
ここまで来てやっと思い出した。
ボクはずいぶん前にネットで確かにこの香水を注文していた。
ドイツの美術系出版社STEIDLと、建築・デザイン系雑誌『Wallpaper』
とのコラボによって生まれた香水「PAPER PASSION」は、
「For Booklovers」と書いてあるように、本を愛する人のための香水だ。
注文時、「本を愛する人のための香水」といからには、
はやりインクのにおいかなぁと思ったのだけれど、
届いたそれはさすがにそうではなかった。
普通にいいにおい。
香水の香りを上手に説明する語意を持ち合わせてないのだが、
なんとなく心落ち着く感じというか、自然に馴染む香りというか。
ただ、この香水の自慢ポイントは、その香りではない。
なんといっても、そのパッケージにある。
本の形になっている。
横から見ても本そのものに見える。
っていうか、実は本当に本だ。
アレック・ソス(Alec soth)の限定写真集みたい。
この本は欲しかったけど買いのがした。
こういう遊びのある本、好きです。