中古時計の世界(時計だけに限らないと思いますけど)だと、
ちょっと前までゴロゴロとしててよく見かけたのに、
気がつくと、全然見かけなくなった・・・
なんてことがよくあります。
この
「Spaceman」も数年前までは
雑貨屋やヴィンテージインテリアショップなんかで
よく見かけたものです。
表参道のオーパーツショップや渋谷のスーパーボール
なんかにもデッドが売られてましたよね。
でもここ最近、急に見かけなくなりました。
Andre Le Marquandという腕時計デザイナーがデザインし、
72年〜77年頃に発売されたこのスペースマンシリーズ。
プラスチック製のケース、突き出た風防、
フェルト製の三つ又ベルトなど、あまりに斬新な近未来デザインから、
完全に色物として扱われ、ヴィンテージウォッチというよりは
オモシロ雑貨、またはファッションウォッチというポジションに
甘んじてきました。
出て来ると8割方デット。
ユーズドもたまに見かけますが、
コンィションが良いものが多いように思います。
ただし、角形に関してはユーズドの方がよく見かける。
謎です。
バリエーションはかなりあって
LCDモデルやメカデジモデルなんてのもあるようですが、その辺りは激レア。
まぁ探している人もほとんどいないような気がしますが・・・。
下の写真の
「Spaceman7Z」ってのもけっこうレアで、
写真で2、3度見た事があるくだいでしたが、
最近、縁あってボクの手元にやってきました。
まぁレアといっても、ヴィンテージロレックスとは訳が違いますから
欲しがる人も随分と少ない。だから業者さんも探さない。
スペースマンとしては中途半端っちゃあ中途半端ですから、
当時も人気なかったんだと思います。
個人的にはけっこう好きな感じですれども。
ちなみに、こんなのもあります。
LED表示を採用した激レアモデル
「中華スペースマン」
・・・中国人の想像力により生まれた
まったく新しいスペースマン、つまり偽物です(笑)
中華スペースマンにはLED以外にも
通常のSpacemanのデザインをそのままパクリ
クォーツ化したモデルがあります。
しかし
なんでスペースマンのコピーなんて作るの???
その感性がよくわかりません。
しっかもボクの持ってるLEDモデルのベルトなんか、
真ん中でベロンと剥がれちゃって・・・
こんなことになってる(笑)
しかもなぜか剥がれた部分に
ハワイアン的なプリンティングが!!
まさに見えないお洒落ですね〜