ここのところマンネリ化を感じ、買ってなかった
『Casa』ですが、
久しぶりに買ってしまいました。
特集は「京都入門」。
ボクは昨年までは毎月京都に取材で行ってましたし、
仏像も名建築も伝統工芸も俵屋も昔自分が取材した(個人的な取材も含む)テーマなので
正直な話、「新しい!」という印象はあまりなかったのですが、
今回は出ているメンバーが良く、Casaにしかできない派手な演出がてんこもりで、
かなりよくできています。
巻頭は「仏像ガール×狩野博幸」。
狩野さんは元京都国立博物館の学芸員で、「伊藤若冲」展や「曾我蕭白」展を
企画した方。狩野永徳の研究家としても有名で、国宝特集の際にお世話になりました。
日本美術を分かりやすく、楽しく教えてくださるやさしい先生です。
ボクはこれまで色々な仏像の専門家とお話をしてきましたが、
この人は「本物だな」と思っています。
有名人の中にも仏像好きは多いですが、この人は芯が通ってるんですよね〜。
そのほか、原研哉氏×てっさい堂、杉本博司×西村灯籠店、千宗屋×細見美術館などなど。
ファッション撮影を平等院でやってるし、取材の難しい俵屋をしっかり押さえてるし、
雑誌の京都特集では最近これだけの作り込みができているものはなかったんじゃ
ないでしょうか。これだけのブッキングができるのは雑誌に力がある証拠です。
今年京都特集を買うなら、これがベストだと思います。
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まだ言い切るには早いかw