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バーゼル7日目の時計
category: 70s design
 

今日はパテック・フィリップの取材なので、
もちろんボクの左腕にはノーチラス クロノ・・・があるはずもなく、
本日で「取材があるブランドの時計をしていくプロジェクト」を断念。
悔しい。




来年はこの時計を腕にしていきたいな。





そんな叶わぬ夢をいだきつつ、
本日のお供に選んだのは





ユリスナ・ルダンのクロノメーター。
70年代にバーゼルで発表されたモデルですから、
ある意味里帰りと言えるでしょう。


ああ、でも、これで本当にタマ切れ。
来年はもっと持って来れるようにがんばりマッス!



それにしてもパティックはやはりすごいです。
写真のレギュレータータイプクロノはもちろんのこと、
ほかにも注目の新作が目白押し。
誌面でどれを紹介すべきか・・・正直悩みます。




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バーゼル4日目の時計
category: 70s design
 
タグホイヤーの取材もあって今日はマンハッタンでお出かけ。




ジャック・ホイヤーさん(ホイヤー家4代目)が、留学していたことのある
ニューヨークのマンハッタン島の形をモチーフにザインされた腕時計だ。




広報の方に時計を見せたら、「ジャックが絶対に喜ぶので、
部屋に寄って行きましょう」ということになった。

ホイヤーさんに挨拶すると、広報の方が「いい時計をしてますよ」と紹介してくれる。
マンハッタンには、ホイヤーさんも特別な思い入れがあるとのことで、
時計を見た瞬間、表情が明るくなり、「ちょっと貸してほしい」といわれた。
お渡ししたところ、彼はタグホイヤーの上層部らしき人たちに
マンハッタンを見せて回る。



「今度はこいつを復刻しよう」



そんな話があったのかもしれない。

実際には、何を話していたのかは分からないけれど、

もし復刻されるようなことになれば、ボクの功績はかなり大きなものになるなぁw





左はオータビアをしたイケメン担当のサワダ氏。
右はマンハッタンをしたお笑い担当のアンドウ。
そして、真ん中が生ける伝説、ジャック・ホイヤー氏。
とってもチャーミングな方でした。


秀作の多かったホイヤーの新作については、雑誌の方で紹介できればと思っています。











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バーゼル3日目の時計
category: 70s design
 
過密スケジュールと疲れから、ブログのアップが遅れ気味。

すんません。



3日目の時計はオメガの取材が入っていることもあり、メガクォーツに決定。




取材先にも興味を持ってもらえてよかったです。




でもって、オメガの取材で個人的に気になったのがこちら。




スペースマスター Z-33。
デザインソース的にはフライトマスターなのだけれど、
X-33のようにハイテククォーツなのである。
液晶が赤く、LEDを彷彿とさせるのも悪くない。
チタンケースなので、フライトマスターほど重くない。


モメンタム、日経ビジネス的にはもっと紹介すべき時計があったのだけれど、
それは誌面でのお楽しみということで。












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GP ファーストクオーツ
category: 70s design
 
ジュネーブフェア最終日に訪れたGP(ジラール・ペルゴ)のブース。
ミュージアムピースが展示されているケースで発見しました!


GPファーストクオーツ・回路文字盤(1971年製)。





ちなみにそのときにボクがしていたのは
色違いのゴールド×ピンク文字盤。




やっぱりかっこいいよね、この時計。
クォーツ製を誇るべく、回路デザインの文字盤が輝いています。


ごく少数のコレクターの間でしか知られていない珍しい時計ですが、
値段的にはたいしたことはありません。


会社でしててもほとんど聞かれることがないこの時計。
でも、さすが時計の祭典だけあって、ジュネーブフェアの会場では
本当によく声をかけられました。



ちなみにもう1つ声をかけられたのが、これ。




ダナー・マウンテンライト。

ええ、ブーツです。

でも、某ブランドのトップを含め数人に「どこの靴?」って聞かれました。



日本ではすでに定番の域に達しているダナーだけれど、
欧州では扱っている店はほとんどないらしく、みんな興味津々。

フランス辺りでやるかね、ダナーの代理店でも。





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1日のはじまりはやっぱり6時だった
category: 70s design
 
3月21日から店頭に並ぶ予定の
『写真本123456789101112131415161718192021222324( シャシンボン ニジュウヨンエイチ)』は、1日を1時間ごとに24分割。その1コマづつを写真家の皆さんに撮影していただき、その作品を再度並べることで1日を再構成する本だということは、もう何度か書いている。



この再構成を行うときに、一つ問題となったのが、「何時をスタートにするか」だった。



素直に「深夜1時スタートにする」というのもあったのだけれど、ボクの中ではそれは少し違うような気がしていた。



1日は朝始まり、翌日の明け方、少し空が明るくなったところで終わりたい。



そんな思いがどこかにあった。


夜、暗いところで終わらないのは、本来続くはずの「次の1日」が見えないから。「希望の光」というと少しかっこつけすぎなのでイヤなのだけれど、暗いままでは終わりたくない。そう考えていた。


しかし、その「少し空が明るくなる」というタイミングは季節によって異なる。
じゃあ、何時に始まり、何時で終わるべきなのか。



この本を企画しはじめた当初、このことばかりを考えていた。



そして最終的にボクが出した結論、それは


1日は朝の6時に始まり、翌朝の5時に終わる。


というものだった。


一言で朝と言っても「1日の始まる時間としての朝」のイメージ人によっては大きく違う。ボクのような仕事をしていると、1日の終わりは深夜。その分、始まりは少し遅めというのが当たり前のようになっている。朝6時に起きる生活なんて、ここ20年以上していない。


それでもボクの中では、「1日は6時に始まるはずだ」という思いが日増しに強くなっていった。根拠などまったくないのだけれど、なんとなくそんな気がしたのだ。







渋谷のアンティーク時計店「ITEM」で、その時計に出会ったのは2月のことだった。

ずっと探していた腕時計。

「ルファール」というブランド名は既になくなってしまっている。
「ジャン・イヴ(またはジャン・デェイヴ)」というブランドの前身と言っても、ピンと来る人は少ないだろう。

それくらいマイナーなブランド。

しかし、そのブランドが作ったある時計、正確にいうと2種類存在するレトログラードウォッチだけはボクがいつしか手に入れたいものだった。


レトログラードとは、針を円回転させるのではなく、扇形に右から左へと移動させる
奇妙な機構のことを言う。

今でも、いくつかの高級腕時計メーカーで製造されているが、正直どれも手が出せる価格帯のものではない。


70年代には、フランスのLIP(リップ)や、ウィットナーなどでも製造されていたが、それらも今となっては非常に珍しく、入手は困難を極める。中でも無名ブランド、ルファールのレトログラードは、現物を1度も見たことがなかった。


ボクはそんなレトログラードの「人生行って来い」的なところが好きで、
コツコツと買い求めているのだけれど、出物はほとんどない。


ところが、アイテムにその時計はあった。
いつもボクらの期待に応えてくれるこの店の店頭に、ルファールが並んだのだ。







そして、見せてもらった瞬間、ボクは運命を感じた。


LIPやウィットナーのレトログラードは、12時に始まり11時に終わる。
ところが、このルファールは6時に始まり5時に終わっているではないか!


これには震えずにはいられなかった。







3月。

ボクはこの時計を手に入れた。

そして、月末には、同じく6時に始まるシャシンボンが発売される。





大げさかもしれないけれど、

偶然かもしれないけれど、

ボクの周りで何か大きなうねりが動いている、

そんな気がした。
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すごいリダン
category: 70s design
 

腕時計の世界で、リダンといえば文字盤の書き換えを指す。

アンティークウオッチの場合、保管状態をはじめとした様々な理由で
シミができたり、日焼けしたり、つまりは美しい状態でなくなることがある。
そんなとき、一つの選択しがリダン。つまり文字盤を書き直すのだ。

ボクはよっぽどのことでなければリダンをしない。
リダンだと分かる時計も買うことはほとんどない。

オリジナル性を求めるコレクター体質が強いこともあるが、
それよりも、やはりリダンで納得できるものがほとんどないからだ。
つまりオリジナルに近い世界観を出すことも難しければ、
ケースや風防といった、そのほかの経年を重ねたパーツとの
バランスをとることも極めて困難なのである。


しかし、今回の腕時計だけは、このラドーのクロノグラフだけは
どうしてもリダンをしなければならない気がしていた。
RADOの碇のロゴマークが、永久秒針になっているという珍しい時計。
そもそもラドーの機械式クロノグラフというはこれ以外に見たことがない。
しかし、その文字盤は、上半分が水疱瘡のようにプツプツと水泡のような
ものができていた。


騙し騙し使ってきたものの、やはり水疱瘡が気になる。
そこで意を決し、リダンすることにした。

しかし、それが簡単ではいことは明らかだった。
この時計の文字盤はそもそもが微妙な色目。
さらに少し凹凸のある独特な梨地のテクスチャーである。


この難題を託したのは渋谷のITEM
70sウォッチを中心とした、ほかにはない品揃えで、我らシクラメン
御用達になっている店だが、実は、修理でも定評がある。


そしてリダンから戻って来たのがこれ。






正直驚いた。

写真では分かりにくいだろうが、テクスチャーを含め完璧。
色目もオリジナルにかなり忠実である。


このレベルであれば、リダンも悪くないと思った。


必要な方にはお薦めです。



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ホイヤー ブラック・モナコ
category: 70s design
 
腕時計蒐集を趣味とするグループ「シクラメン(旧マクロロン)」のメンバーのひとりHAL氏のコレクションにあって、ずっと憧れていた1本ホイヤー・オール・ブラック・モナコ(HEUER  All BLACK MONACO、1974年製)。そのブラック・モナコがヘリテイジオークションに出品されました。





落札価格は何と4万8000ポンド(約620万円)!

1969年製のオータヴィアが3万ポンド(約390万円)ということを考えると、ヘリテージオークション特有の"プレミアム"があることは間違いないですが、それにしても・・・完全にボクの手が出せる物ではなくなってしまいました。


ああ、悲しい。




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LIPコレクション
category: 70s design
 ボクが参考にすることの多いサイト「THE WATCHISMO TIMES」でリップのコレクションが紹介されています。


マッハ2000で知られるロジェ・タロンのデザインによるものなど、見たことあるものも多いですが、知らないモデルもありますね。


LIPの中では、個人的にはメカデジやレトログラードが好きなのですが、残念ながらレトログラードは紹介されてませんでした。



このサイトはホント僕ごのみの時計が良く紹介されます。


好みの時計が紹介されているといえば、今度、友人のHALさんがLEDに関する写真集「mondo-watch」を出版することになりました。詳細は追ってご紹介したいと思います。
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GP Quartz サーキット文字盤
category: 70s design
リーマンショックの影響は、腕時計の世界にも出てきそうです。特に金融業界から投入された多額の投資資金によって大きく値を上げたと言われるパティックフィリップは、けっこう危険な香りが漂いますね。好きで買って愛用しているというなら別にかまいませんが、投資目的で買った人はここは注意した方がよい局面でしょう。

そのほかにもバブル的に値段が上昇したものに関しては、ある程度の調整がありそうな予感です。一部には既にその兆候が出始めている模様。例えばオメガは、昨年以降、スポーツモデルが軒並み値を上げていましたが、その流れは明らかに失速しているように思えます。一時は100万円前後で取引されていたプロプロフ(シーマスター600)も、海外オークションでは500ドル台まで落ちてきました(それでも流通数から考えてまだ高いと思いますけど)。

不況に強いロレックスですら、その影響はゼロではありません。誰が買うんだというほど高値になっていたデイトナ、ミルガウス辺りは、一部の店では値下がりしてきているようですね。ただ、そうしたバブリーなモデルを除くと、やはりロレックスは強いなという印象はあります(まぁこれも今後はどうなることかは分かりませんが・・・)。




さて、ここで紹介するのは、当然のことながら、リーマンショックとは無縁の時計(笑)。ボクが持っているのは、好不況の影響に左右されない、つまり資産価値的にはほとんど意味をなさないものなものばかりなものでw





写真は、GIRARD-PERREGAUX QUARTZ。ジラールペルゴがジャガールクルトやモトローラなどと共同開発した初期クォーツです(1970年のバーゼルフェアで発表)。中でも、この文字盤に回路の柄が施されたモデルは「サーキット文字盤」として有名です(有名といっても、知っている人はその時点でかなりのマニアですけれどw)。回路の柄は単なるプリントではなく、塗料をのせてあるため立体的。本当の回路みたいで非常にかっこ良いです。

普通の文字盤のモデルを見つけることはそれほど難しいことではないですが、サーキット文字盤はかなり珍しいと思われます。

映画「トロン」なんかが好きな向きには、たまらないデザインだと思うのですが、悲しいことに女子受けは非常に悪い。ボクはこの時計を、同じく回路柄が施されたアディダスの「トロン」モデルなんかと合わせたりするんですが、十中八九「おたくっぽい」の一言で一蹴されます。分からないんだなぁこの良さが。


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続々BULLHEAD
category: 70s design
前回の「続BULLHEAD」を見た、マクロロンメンバーのHAL氏から、イーベイにこんな時計が出てたよ、と通報がありました。



ボクが所有しているBENYTONEの色違い、と思ったらなんとブランドはブライトリング!! ホンマかいな〜。
確かに、裏蓋とローターにBREITLINGの刻印がありますし、文字盤にも非常に読みにくい場所にロゴが・・・。リダン&ローターと裏蓋差し替えの可能性もありますが、ニセモノ作るならむしろもっと読みやすいところにロゴを入れるような気もするし・・・う〜ん、謎です。

ちなみにブライトリングでツノといえば、これが一般的。



こちらはクロノマチックが載ってまして、正真正銘のブライトリングBULLHEADであります。ただ、これもニセモノが多いんですよね。いや、厳密に言えば、本物のケースに違う時計からクロノマチックの機械を取り出して入れてしまっているが多いんです。ケースや文字盤は本物なのですし、機械もクロノマチックだから間違ってはいないのですが、日車がツノ使用になってない。なので、数字が横向いてしまってます。
そんでもってこちらはブライトリングのニセモノではなく、ブライトリングのツノをサンプリングしたセイコーのツノ



色なんかからすると、ブライトリングの真似しただろう〜! と言われても仕方がありませんが、文字盤のレイアウトなんかには独自性もありますし(積んでいる機械の問題も多分にあるんだとは思いますが)、これはこれで十分にカッコいいです。日常使いならこっちで十分なのではないでしょうか? しつこいですが、ITEMにデッド級のがあります。別にアイテムから宣伝料はもらってませんが、探している人のお役に立てばと思いまして・・・w
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