- キム・・・モデル
- 2008.05.05 Monday
- category: RADIO CONTROL
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先日、映画の名が付けられた腕時計についての話を書きましたが、似たようなもので有名人の名前を付けたもので「○○モデル」「○○ウォッチ」と呼ばれるものがあります。
最も有名なのは「キムタクモデル」ですかね。SMAPの木村拓哉氏がドラマなどで使用した時計は、それだけでプレミアムがつくことがよくあります。オメガのスピードマスター125などは「キムタクモデル」となったことで、相場が一時2倍近くまで引き上げられました。好きな有名人と同じ時計をしたい、と考える人がそれだけ多いということなんでしょうね。
で、先日、ある時計マニアの方から有力な情報を入手しました。
以前にこのブログで紹介した世界初の電波時計「ユンハンス メガ1」をあの有名人がしているというではありませんか!
その有名人とは、キム・・・タクではなく、キム・・・離婚でもなく、キム・・・ジョン○ィル。金先生、さすがに高感度です。
ただ、気になるのが、前にも書いた通り、この時計はドイツにいかないと電波を受信できない。もしかして、時刻合わせのために特殊工作員をドイツに派遣しているのか・・・、もしかするとその時計を合わせるためだけに、北でも77.5kHzの電波を飛ばしてたりして・・・。
謎は深まるばかりですが、このニュースでこの時計の人気が出ることはないでしょうねw
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- RADIO CONTROL Watch 電波時計
- 2008.04.01 Tuesday
- category: RADIO CONTROL
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世はまさに電波時計の時代。
街の家電量販店に行けば、売られている時計のかなりの部分を電波時計が占めています。
職業タイムキーパーでもないのに、そんなに正確な時間を測ることが必要なのか? とも思いますが、そもそも、腕時計の歴史は精度との戦いであったわけですから、その意味では電波時計は「究極の時計の形」といえるかもしれません。
ちなみに、ガンダーラ井上氏の名著『人生に必要な30の腕時計』では「ネットオークションで一撃必殺の入札に賭けるとき」に必要だと解説されております。まぁ確かに、自動入札のないe-beyなんかでは重要なんでしょうね。
しかし、現在の電波時計の最大の欠点はそのデザイン性の低さ。まったく欲しいと思えるものがありません。なんであんなにゴテっとしちゃうんでしょうねぇ。技術的には、もう既にどんなデザインにも対応できるはずですが(Gショックにも電波時計があるくらいですから)、なぜかパッとしません。
そんな中、コレクターズアイテムとなりうる電波時計は? と聞かれれば、迷わず次の3つを挙げると思います。
まずは世界初の電波時計、ユンハンス メガ1(JUNGHANS MEGA1)。
89年製造で、デザインは、Macなどのデザインでも知られるフロッグデザインが担当しました。ヨーロッパでの使用を考慮しているため、拾える電波は77.5kHzのみ。時間調節をする必要がない時計であることを主張するために、ボタン類を排除してしまったことが仇となり、東京では時刻合わせができず、使用するには○時ジャスト(00分)に電池交換をする以外にありません。つまり正確な時刻表示を目指すのは非常に困難です。日時、曜日の表示もできません。カラーバリエーションはかなり豊富。アンテナはベルトの中に入っています。
次が、93年シチズン製造の世界初・他局受信型電波時計「7400」。通称マルチゾーンです。シチズン電波1stとも言われます。
最大の特徴は文字盤の真ん中に、「これでもか!」とばかりに通った『芯』。これこそが世界中(日本、イギリス、ヨーロッパ)で電波をキャッチすることができるアンテナなのであります。このアンテナを収めるために、ガラス風防は山型にふくらみ、アンテナを両脇を押さえる部分(ベゼル?)は、絶縁体のセラミックが使用されています。その怪しげな青さが非常にカッコいいです。
見た目的には最強の電波時計でしょうね。
このシリーズにはシルバー(銀色)、ゴールド(金色)、コンビの3色があります。
写真上のシルバーモデルと、下のゴールドモデルを比べると分かると思いますが、ゴールドの方はアンテナの部分が金色に塗装されているため、コイルが見えません。一方のシルバーの方はコイルがむき出しに見えます(コンビモデルもむき出しです)。ブレスレットはゴールドのみが観音開きで高級感があります(実際にゴールドモデルの定価が一番高かったようです)。
今では幻級にレアになっているこの7400。実は国内ではコンビモデル300本だけの限定発売で、シルバーとゴールドはヨーロッパのみの販売でした。ヨーロッパでは3色展開、合計4000本の限定商品だったようです。ただし、中古市場をパトロールしていると、たまに国内仕様の化粧箱と取り説を備えたシルバーモデルやゴールドモデルを見ることがあります。
実はあれはニセモノ・・・というわけではなく、シチズンのヨーロッパにある倉庫から出て来たデットストックを、銀座のシェルマンが輸入し、シチズンで再整備して売ったという経緯があります。
最後のもう1本はセイコーの電波修正時計RC(96年製)。セイコーの電波ファーストです。
残念ながら所有していたものを手放してしまったので、写真がいま手元にないのですが、ソーラー電池を搭載したデジタル表示の電波時計です。黒と青の2種類があります。写真が見つかったらまたご紹介したいと思います。 - comments(0), trackbacks(0), -
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